投稿者: LAA0938155

  • すぎなか整骨院では手首の捻挫の治療に力をいれています。

    捻挫をして関節が破壊されてしまい、関節の不安定性が起こり、靭帯や関節胞の損傷が発生します。
    破壊された関節をしっかり矯正して元の位置に関節を戻さなければ、
    痛いままの状態
    関節の可動域が制限された状態
    日常に戻ったときの再負傷
    他の関節の痛みが引き起こされたりしてしまいます。
    関節の位置をしっかり矯正すれば、早期回復が見込めます。

    以下、関節捻挫の説明です。

    捻挫とは文字通り関節を「捻り挫く(ねじりくじく)」事をいい、
    骨と骨を繋ぐ可動部関節周辺部位の損傷、関節を包む関節包や骨と骨を繋ぐ靭帯及び軟部組織(内臓・骨以外の総称)を損傷した状態を指す。
    関節に、生理的可動許容範囲を超えた動きが強要される為、関節周囲の組織の損傷は大なり小なり必ず起こります。

    多くは損傷に連動して患部に痛みや腫脹、熱感等の炎症を引き起こします。
    捻挫は関節が可動域以上の運動を強要されることによって起こり、関節周囲の軟部組織、例えば関節を包む関節包や関節を補強する靭帯の損傷を伴います。
    患部に熱感や腫脹、痛みなど炎症症状が発生します。
    骨折や靭帯断裂を伴う事があり、観察には注意が必要であり、放置すると運動障害や関節の軸変形に繋がる。
    捻挫に陥る場所は多岐にわたります。
    骨は元来硬いものであるから、それらを繋ぎ支える関節部に衝撃が集まりやすく傷害を受けやすいのです。
    また関節自体動かせる範囲が決まっており、加えて継続して力のかかる動きには弱く、運動時に限らず日常生活でも捻挫はよく引き起こされます。
    ぎっくり腰やムチウチ症などは日常生活で起こりうる捻挫の代表例です。

    捻挫は関節が可動域以上の運動を強要されることによって起こり、
    関節周囲の軟部組織、例えば関節を包む関節包や関節を補強する靭帯の損傷を伴います。
    患部に熱感や腫脹、痛みなど炎症症状が発生します。
    骨折や靭帯断裂を伴う事があり、観察には注意が必要であり、放置すると運動障害や関節の軸変形に繋がることもおおいのです。
    患者さんの中では発生場所が日常使う部位で起きる為に痛みが軽快した途端治療を中止してしまう事があり、関節の違和感や関節の不安定性、筋肉の痛みが継続して症状が出てくることがあります。
    そんな時に起こる後遺症として、
    関節を構成する靱帯・軟部組織が弛緩した状態で、関節を補強すべき各筋肉が弱体化している場合には、何度も同じ部分の捻挫を引き起こす、
    「捻挫ぐせ」のなってしまうことも考えられます。

    捻挫治療として関節の支持性が回復するまで、
    すなわち炎症症状がおさまり、損傷した組織が十分回復し、関節補強の為の筋力がつくまでの間、包帯、絆創膏やテーピングで固定し、関節の運動を制限することが必要です。
    ただし、必要以上の固定はその後の関節の可動域低下を招く恐れがあるので注意が必要。

    すぎなか整骨院
    治りやすい身体をつくって元気な明日へ
    住所 東京都杉並区阿佐谷北6ー30ー3ー1階
    電話番号 03ー3310ー4013
    ホームページ http://chiryouka-suginaka.net

    2006年国家資格 柔道整復師 取得

    患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。

    杉並区 阿佐ヶ谷 下井草
    中野区 鷺ノ宮 
    練馬区 中村

  • すぎなか整骨院では足首の捻挫の治療に力をいれています


    捻挫をして関節が破壊されてしまい、関節の不安定性が起こり、靭帯や関節胞の損傷が発生します。
    破壊された関節をしっかり矯正して元の位置に関節を戻さなければ、
    痛いままの状態
    関節の可動域が制限された状態
    日常に戻ったときの再負傷
    他の関節の痛みが引き起こされたりしてしまいます。
    関節の位置をしっかり矯正すれば、早期回復が見込めます。

    以下、関節捻挫の説明です。

    捻挫とは文字通り関節を「捻り挫く(ねじりくじく)」事をいい、
    骨と骨を繋ぐ可動部関節周辺部位の損傷、関節を包む関節包や骨と骨を繋ぐ靭帯及び軟部組織(内臓・骨以外の総称)を損傷した状態を指す。
    関節に、生理的可動許容範囲を超えた動きが強要される為、関節周囲の組織の損傷は大なり小なり必ず起こります。

    多くは損傷に連動して患部に痛みや腫脹、熱感等の炎症を引き起こします。
    捻挫は関節が可動域以上の運動を強要されることによって起こり、関節周囲の軟部組織、例えば関節を包む関節包や関節を補強する靭帯の損傷を伴います。
    患部に熱感や腫脹、痛みなど炎症症状が発生します。
    骨折や靭帯断裂を伴う事があり、観察には注意が必要であり、放置すると運動障害や関節の軸変形に繋がる。
    捻挫に陥る場所は多岐にわたります。
    骨は元来硬いものであるから、それらを繋ぎ支える関節部に衝撃が集まりやすく傷害を受けやすいのです。
    また関節自体動かせる範囲が決まっており、加えて継続して力のかかる動きには弱く、運動時に限らず日常生活でも捻挫はよく引き起こされます。
    ぎっくり腰やムチウチ症などは日常生活で起こりうる捻挫の代表例です。

    捻挫は関節が可動域以上の運動を強要されることによって起こり、
    関節周囲の軟部組織、例えば関節を包む関節包や関節を補強する靭帯の損傷を伴います。
    患部に熱感や腫脹、痛みなど炎症症状が発生します。
    骨折や靭帯断裂を伴う事があり、観察には注意が必要であり、放置すると運動障害や関節の軸変形に繋がることもおおいのです。
    患者さんの中では発生場所が日常使う部位で起きる為に痛みが軽快した途端治療を中止してしまう事があり、関節の違和感や関節の不安定性、筋肉の痛みが継続して症状が出てくることがあります。
    そんな時に起こる後遺症として、
    関節を構成する靱帯・軟部組織が弛緩した状態で、関節を補強すべき各筋肉が弱体化している場合には、何度も同じ部分の捻挫を引き起こす、
    「捻挫ぐせ」のなってしまうことも考えられます。

    捻挫治療として関節の支持性が回復するまで、
    すなわち炎症症状がおさまり、損傷した組織が十分回復し、関節補強の為の筋力がつくまでの間、包帯、絆創膏やテーピングで固定し、関節の運動を制限することが必要です。
    ただし、必要以上の固定はその後の関節の可動域低下を招く恐れがあるので注意が必要。

    すぎなか整骨院
    治りやすい身体をつくって元気な明日へ
    住所 東京都杉並区阿佐谷北6ー30ー3ー1階
    電話番号 03ー3310ー4013
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    中野区 鷺ノ宮 
    練馬区 中村

  • すぎなか整骨院では捻挫の治療に力をいれています!

    すぎなか整骨院では捻挫の治療に力をいれています。
    捻挫をして関節が破壊されてしまい、関節の不安定性が起こり、靭帯や関節胞の損傷が発生します。
    破壊された関節をしっかり矯正して元の位置に関節を戻さなければ、
    痛いままの状態
    関節の可動域が制限された状態
    日常に戻ったときの再負傷
    他の関節の痛みが引き起こされたりしてしまいます。
    関節の位置をしっかり矯正すれば、早期回復が見込めます。

    以下、関節捻挫の説明です。

    捻挫とは文字通り関節を「捻り挫く(ねじりくじく)」事をいい、
    骨と骨を繋ぐ可動部関節周辺部位の損傷、関節を包む関節包や骨と骨を繋ぐ靭帯及び軟部組織(内臓・骨以外の総称)を損傷した状態を指す。
    関節に、生理的可動許容範囲を超えた動きが強要される為、関節周囲の組織の損傷は大なり小なり必ず起こります。

    多くは損傷に連動して患部に痛みや腫脹、熱感等の炎症を引き起こします。
    捻挫は関節が可動域以上の運動を強要されることによって起こり、関節周囲の軟部組織、例えば関節を包む関節包や関節を補強する靭帯の損傷を伴います。
    患部に熱感や腫脹、痛みなど炎症症状が発生します。
    骨折や靭帯断裂を伴う事があり、観察には注意が必要であり、放置すると運動障害や関節の軸変形に繋がる。
    捻挫に陥る場所は多岐にわたります。
    骨は元来硬いものであるから、それらを繋ぎ支える関節部に衝撃が集まりやすく傷害を受けやすいのです。
    また関節自体動かせる範囲が決まっており、加えて継続して力のかかる動きには弱く、運動時に限らず日常生活でも捻挫はよく引き起こされます。
    ぎっくり腰やムチウチ症などは日常生活で起こりうる捻挫の代表例です。

    捻挫は関節が可動域以上の運動を強要されることによって起こり、
    関節周囲の軟部組織、例えば関節を包む関節包や関節を補強する靭帯の損傷を伴います。
    患部に熱感や腫脹、痛みなど炎症症状が発生します。
    骨折や靭帯断裂を伴う事があり、観察には注意が必要であり、放置すると運動障害や関節の軸変形に繋がることもおおいのです。
    患者さんの中では発生場所が日常使う部位で起きる為に痛みが軽快した途端治療を中止してしまう事があり、関節の違和感や関節の不安定性、筋肉の痛みが継続して症状が出てくることがあります。
    そんな時に起こる後遺症として、
    関節を構成する靱帯・軟部組織が弛緩した状態で、関節を補強すべき各筋肉が弱体化している場合には、何度も同じ部分の捻挫を引き起こす、
    「捻挫ぐせ」のなってしまうことも考えられます。

    捻挫治療として関節の支持性が回復するまで、
    すなわち炎症症状がおさまり、損傷した組織が十分回復し、関節補強の為の筋力がつくまでの間、包帯、絆創膏やテーピングで固定し、関節の運動を制限することが必要です。
    ただし、必要以上の固定はその後の関節の可動域低下を招く恐れがあるので注意が必要。

    すぎなか整骨院
    治りやすい身体をつくって元気な明日へ
    住所 東京都杉並区阿佐谷北6ー30ー3ー1階
    電話番号 03ー3310ー4013
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    2006年国家資格 柔道整復師 取得

    患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。

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  • 3月12日木曜日は助っ人が参上でござる!

    外出などイベント等の規制が強化され、期間が延長されてしまいましたね。世界的にも同じようなことが起き始めています。
    世界的パンデミック。

    40年間生きてきた中でこんな事は本当に初めてです。世界的にも日本的にもどうして言っていいのかわかっていないような状態が続いています。
    地域は国の方針に従ってていくしかありません。その住民は地域の方針に従っていくしかありませんよね。
    コロナウィルスがどうであれ、あれがおかしい、こうした方がいいんじゃないか、と言う声がたくさんあると思いますがとりあえず従うことが1番の策だと思います。
    しかし、規制ばかりしていることで人の行動も制限されてしまいます。
    テレビをしっかりと見ている家の方々は外出や行動の自粛をしっかりしているように思います。テレビを見ない学生等は自分の考える範囲の中で行動していっていると思います。

    子どもたちは家でじっとしてれるわけなんかありません。それなら公園や校庭とかでしっかり遊ばせてやりたいと思います。
    子供には子供なりの生活の仕方がありますので、自転車での移動、外で遊ぶことをどんどんやっていってほしいと思います。

    新型コロナウィルスは接触感染、飛沫感染の可能性はありますが、空気感染の可能性がないとも言われております。

    大げさに言えば、サッカーをやっていても接触プレイをしなければ大丈夫。
    2メートル以上離れておけば飛沫感染もない。
    室内での集団接触が特に問題になっています。ウィルスの感染経路をしっかり理解した上で行動していってもらいたいと思います。

    子どもの自粛規制の為、我が家では父ちゃんの仕事の手伝いをさせて行きます。
    今日は午前中の手伝いです。
    朝から掃除を始め、仕事の仕方を少し教えています。
    一昨日の手伝いの時は楽しかったと言ってくれたのでどんどん手伝わせようと思います。

  • チアリーディング で重度の腰痛で苦しむ女子高生

    部活のチアリーディングで腰を痛めています。
    痛くても部活は休めません。
    腰が痛くならない体の使い方など、アドバイスをもらいながら通院しています。
    全国大会目指してがんばります。

    院長からのコメント
    チアリーディングで全国大会に出場するほどの強豪校に通う女の子です。全国大会目指すと言う事は、全国でもハイレベルなパフォーマンスが要求されるためいつも厳しい練習をしています。
    チアリーディングはチームの仲間と力を合わせて演技をしていきます。仲間を持ち上げたり、落下する仲間を支えたりして演技をしていきます。だから強い筋肉が必要になり、柔軟性も要求されるスポーツと言うことになります。
    開脚ジャンプやハンドスプリング、バック転、仲間のリフト、仲間のキャッチなどを行うため、怪我が耐えません。
    股関節捻挫
    腰部捻挫
    頚部捻挫
    肩関節捻挫
    大腿部挫傷(肉ばなれ)
    指の捻挫
    などをしてきては治し、練習を休むことなく参加していました。怪我で離脱をしないと言う事はチームからは信頼が置かれる立場になるため、見事選抜メンバーに選ばれました。
    目標であった全国大会に出場し、 満足のいく結果を残てくれました。
    本人は
    「部活は休みたくない」
    と言う固い決意があり、怪我をしたら怪我を悪化しないように治療していき、練習はどこまでやっていいかと言うアドバイスまで細くしていきました。本人はしっかり私の指示に従い、再負傷をすることなく練習に参加し続けることができました。レギュラーメンバーにも選ばれ、一緒に喜びました。
    あと、引退まで半年しか部活出来ないから、思う存分練習ができるように応援していきます!

    すぎなか整骨院
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    中野区 鷺ノ宮 
    練馬区 中村

  • 患者さんの声を追加しました。

    女子高生 かえるの子はかえるちゃんより

    部活のチアリーディングで腰を痛めています。
    痛くても部活は休めません。
    腰が痛くならない体の使い方など、アドバイスをもらいながら通院しています。
    全国大会目指してがんばります。

    院長からのコメント
    チアリーディングで全国大会に出場するほどの強豪校に通う女の子です。全国大会目指すと言う事は、全国でもハイレベルなパフォーマンスが要求されるためいつも厳しい練習をしています。
    チアリーディングはチームの仲間と力を合わせて演技をしていきます。仲間を持ち上げたり、落下する仲間を支えたりして演技をしていきます。だから強い筋肉が必要になり、柔軟性も要求されるスポーツと言うことになります。
    開脚ジャンプやハンドスプリング、バック転、仲間のリフト、仲間のキャッチなどを行うため、怪我が耐えません。
    股関節捻挫
    腰部捻挫
    頚部捻挫
    肩関節捻挫
    大腿部挫傷(肉ばなれ)
    指の捻挫
    などをしてきては治し、練習を休むことなく参加していました。怪我で離脱をしないと言う事はチームからは信頼が置かれる立場になるため、見事選抜メンバーに選ばれました。
    目標であった全国大会に出場し、 満足のいく結果を残てくれました。
    本人は
    「部活は休みたくない」
    と言う固い決意があり、怪我をしたら怪我を悪化しないように治療していき、練習はどこまでやっていいかと言うアドバイスまで細くしていきました。本人はしっかり私の指示に従い、再負傷をすることなく練習に参加し続けることができました。レギュラーメンバーにも選ばれ、一緒に喜びました。
    あと、引退まで半年しか部活出来ないから、思う存分練習ができるように応援していきます!

    すぎなか整骨院
    治りやすい身体をつくって元気な明日へ
    住所 東京都杉並区阿佐谷北6ー30ー3ー1階
    電話番号 03ー3310ー4013
    ホームページ http://chiryouka-suginaka.net

    2006年国家資格 柔道整復師 取得

    患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。

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    中野区 鷺ノ宮 
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  • そもそも冷え性は病気なのか?

    そもそも冷え性って病気なの?

    そもそも冷え性って病気なの?
    あなたは冷え性と聞いても、「手や足先が冷えるだけ。厚着をすれば大丈夫。」とあまり深刻には考えず、特に対策することもなく放置していませんか?

    しかし、東洋医学では「冷え性」は治療すべき疾患とみなされています。実際に、冷え性が原因で以下のような多くの身体の不調を引き起こすと言われています。

    ・肩こり・腰痛
    ・不眠
    ・免疫機能の低下(アレルギー疾患やかぜ等の感染症にかかりやすい)
    ・生活習慣病・がん
    ・生理痛・生理不順
    ・更年期障害
    あなたが冷え性と同時に上記のような身体の不調に悩んでいる場合は、冷え性が原因である可能性も考えられます。

    冷え性になる原因とは?

    ① 基礎代謝が低い

    基礎代謝が低い
    基礎代謝が低い場合、体内で熱が作られる量も少なくなります。そして、この基礎代謝は筋肉量と大いに関連があります。一般的な成人において、基礎代謝の消費量のうち筋肉が全体に占める割合は20~30%とされていて、他の体内器官と比べてもかなり大きな割合を占めています。つまり筋肉量を上げることで、基礎代謝が上がり体内で作られる熱量も多くなるということです。

    例えば、冷え性に悩んでいる女性が約7割いるのに対して、冷え性に悩んでいる男性は約1割とかなり下回ると言われています。これは、一般的に男性の方が女性より筋肉量が多く(基礎代謝が高く)、体内で作られる熱量も多いと考えれば納得がいきます。

    ② 自律神経のバランスの乱れ

    自律神経のバランスの乱れ
    手足の冷えは、末梢血管が凝縮して血行が悪くなることで引き起こされます。そしてこの末梢の血流は、自律神経の働きによって調整されています。そのため、過度のストレスがかかる生活や不規則な生活を送っていて自律神経のバランスが乱れている人の場合は、手足などの末梢部分まで血液が上手く行き渡らず常に冷えを感じる原因になっているのです。

    また、自律神経は前述した代謝の働きにも深く関わっています。自律神経のバランスが乱れていると、代謝の働きが鈍る→体内で作られる熱量が下がる→冷えに繋がるといった悪循環になってしまうので気をつけましょう。

    さらに、少し話が変わりますが自律神経は睡眠とも深く関係があります。

    ③ 間違った食習慣

    間違った食習慣
    食制限のダイエットや偏食など間違った食習慣は冷え性の原因になります。

    理由としては、代謝には「三大栄養素」である糖質・脂質・タンパク質が必要ですが、これらの栄養素が不足していてはそもそも体内で熱を生み出すことができません。また、ビタミンやミネラルは、代謝の働きを高める栄養素になります。つまり、ダイエットや偏食などの間違った食習慣では、これらの栄養素をバランス良く補うことができず代謝機能が低下してしまうため、身体の冷えにつながってしまうのです。

    また、現代人に多い悪習慣は「朝食を抜く」ことです。朝食には睡眠中に低下した代謝を高め、体温を上昇させる役割があります。朝食を抜いてしまうと、日中に代謝がなかなか上がらず低体温の原因になるので気をつけましょう。

    かんたん冷え性診断!あなたの冷え性レベルは?

    以下で、代表的な冷え性の4タイプを紹介します。あなたはどの冷え性レベルに該当するのか診断してみましょう!

    レベル1:末端冷え性タイプ
    末端冷え性タイプ
    手足など体の末端部分に冷えを感じるタイプです。10~20代の若い女性に最も多い冷え性タイプです。原因としては、不規則な生活スタイル、運動不足、無理なダイエットなどが原因として挙げられます。

    主な特徴
    ・手や足先が冷たい
    ・爪が折れやすい
    ・運動不足
    ・ダイエットをしている
    レベル2:内臓冷え性タイプ
    内臓冷え性タイプ
    足先(末端)だけでなく、下半身全体に冷えを感じるタイプです。運動不足や加齢で下半身の筋肉が衰えている人に多いタイプです。下半身の筋肉が衰えると腎臓や膀胱などの排泄に関連する臓器の代謝機能が低下します。これにより体内の余分な水分が排出できなくなり、内臓に水が溜まってしまいます。内臓に水が溜まってしまうと、冷えて働きが悪くなり全身の不調に繋がってしまいます。

    主な特徴
    ・足先が冷たい
    ・下半身の筋肉が少ない
    ・足がむくむ
    ・胃腸が弱い
    レベル3:ほてり冷え性タイプ
    ほてり冷え性タイプ
    下半身は冷えているのに、顔は火照っているタイプです。末端冷え性タイプと内臓冷えタイプが進行した冷え性タイプになります。冷え性のレベルとしては重度ですが、症状は顔や上半身がほてるため冷え性だと気づきにくいので注意しましょう。また、このタイプは自律神経のバランスが乱れているため、イライラしやすいという特徴もあります。

    主な特徴
    ・顔がほてる
    ・足先・下半身が冷える
    ・寝付きが悪い・眠りが浅い
    ・イライラしやすい
    レベル4:全身冷え性タイプ
    全身冷え性タイプ
    最も重度な冷え性である全身冷えタイプです。このタイプの冷え性の人は、一年を通して身体に冷えを感じる人が多いです。不規則な生活スタイルや間違った食習慣によって、内臓の働きが弱り代謝によって体内で熱を十分に作り出せていないことが原因として考えられます。

    このタイプの冷え性は深刻であり、波及して肩こりや腰痛などの身体の痛みがでたり、免疫機能低下によりアレルギー疾患や感染症にかかりやすくなったりとかなり危険です。まずは規則正しい生活や、栄養バランスの取れた食事など基本的な部分から改善していきましょう。

    主な特徴
    ・年中冷えを感じる
    ・肩こり・腰痛などを伴う
    ・風邪をよく引く
    体の芯から温める!冷え性4つの対策

    もう一度言いますが、冷え性になる代表的な原因は、①基礎代謝の低下、②自律神経の乱れ、③食習慣です。

    ここでは、それらの原因を改善するために簡単に日常に取り入れられるいくつかの対策を紹介します。

    ① 起床したらコップ1杯の白湯を飲む

    起床したらコップ1杯の白湯を飲む
    朝起きたらまずコップ1杯の白湯を飲むようにしましょう。人間は寝ている間に大量の汗をかくため、起床した直後は体内に水が不足してる状態になります。そのため、最低でもコップ1杯(約250ml)は水分を取るようにしましょう。水分を補給することで血行がよくなり、1日のはじまりから基礎代謝が上がりやすくなります。

    また、水ではなく白湯を飲むということもポイントです。白湯を飲むことで胃腸が温まり、その他の内臓の働きも活性化させることができます。内臓の働きが促進されることで、代謝が上昇し、体内で作られる熱量も増加します。そのため、1年中冷えに悩んでいる全身冷え性タイプの方の場合は、夏場でもできるだけ冷たい水ではなく、白湯を飲むようにするのがオススメです。

    ②「第二の心臓」ふくらはぎを鍛える

    「第二の心臓」ふくらはぎを鍛える
    女性の方や、加齢によって筋肉が衰えてきた方が基礎代謝を上げる場合は、ランニングや筋トレなどの習慣的な運動を生活に取り入れるのが一番です。しかし、「時間がない。」「ランニングはハードルが高い。」「筋トレも色々なメニューがあって大変。」などの理由でなかなか長続きしないですよね。

    そこで家事や仕事が忙しい方にオススメしたいのが、気づいた時につま先立ちをするというエクササイズです。1日の中でつま先で立つ、歩く時間を作るだけです。これだけで簡単に、ふくらはぎの筋肉を鍛えることができます。また、つま先の上げ下ろし運動も加えることで、より効果的にふくらはぎに負荷をかけて鍛えることができます。

    ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれていて、下半身に溜まっている血液を心臓に戻すという働きがあります。しかし、ふくらはぎの筋肉が衰えている人の場合、下半身に溜まった血液を心臓に戻すことができずそのまま下半身に滞ってしまいます。それが原因で、下半身全体や足先が冷えやすくなります。そのため、ふくらはぎを鍛えて下半身の血液の循環を良くすると同時に、筋肉量を上げて基礎代謝も上昇させるという方法です。

    簡単な方法ですが、冷え性の改善にはとても効果的なエクササイズです。

    ③ シャワーだけでなく湯船に浸かる

    シャワーだけでなく湯船に浸かる
    湯船に浸かることは、冷え性対策として直接的で最も効果のある方法です。冷え性には体を温めて末梢の血流を改善することが大切ですが、シャワーだけでは体を部分的にしか温めることができず末梢の血流を改善することができません。そのため、10~15分でいいのでシャワーだけでなく、湯船に浸かるようにしましょう。

    既に湯船に浸かることは実践しているが、なかなか冷え性が改善しないという方は間違った入浴を行っている可能性があります。以下のポイントに気をつけてみましょう。

    1. 半身浴ではなく全身浴
    2. お風呂の温度は40℃以下に
    3. お風呂上がりは常温の飲み物を
    湯船に浸かる際に半身浴が良いという考え方がブームになりましたが、心臓への負担を減らすというメリットはあるものの、体の温め効果は半減します。全身浴であれば10~15分が最適な入浴時間ですが、半身浴の場合は倍の20~30分必要になります。冷え性の方は、今日からしっかり肩まで浸かった全身浴をするようにしましょう。

    また、お風呂の温度は熱ければ熱いほど体を温められると思いがちですが、そうではありません。40℃を超える熱い湯船の場合、体温を急激に上昇させた後にすぐに体温が下がってしまうためあまり効果がありません。40℃以下のぬるま湯で時間をかけゆっくり体温を上げる入浴方法が効果的です。さらに、ぬるま湯に浸かることで副交感神経が刺激され、自律神経のバランスを整えることができるのでオススメです。

    最後に気をつけるべきポイントとして、入浴後に冷たい飲み物を飲むのはNGです。せっかく温まった体温が一気に下がってしまいます。常温もしくは白湯などの温かい飲み物を飲むことで、就寝前までしっかりと体の暖かさをキープすることができます。

    ④ 食習慣の改善

    食習慣の改善
    前述しましたが、ダイエット、朝食を抜く、偏った食事は冷え性には大敵です。一日三食バランスの取れた食事を毎日心がけましょう。

    プラスして、体を温める食材と冷やす食材を知っておくと鬼に金棒です。以下にいくつかピックアップしておくので参考にしてください。

    体を温める食材 体を冷やす食材
    にんじん、かぼちゃ、玉ねぎ、じゃがいも、鮭、納豆、ヨーグルトなど きゅうり、キャベツ、レタス、なす、スイカ、メロンなど
    簡単な見分け方としては、冬や寒い地域に育つ野菜・果物(玉ねぎやじゃがいも等)は体を温め、夏や温かい地域で育つ野菜・果物(きゅうりやスイカ等)は体を冷やします。また、発酵食品は代謝の働きを活発にする酵素が含まれるため、体を温める食材です。

  • 猫背の考え方

    実はあなたも猫背かも?自宅でできる簡単チェック法

    自分が猫背なのかって気になりますよね。そこで、まずは自宅で簡単にできる猫背チェック法を紹介しておきます。

    たったの1、2分でできるので、読み進める前にぜひ一度試してみてください。

    手順①:壁の前に立つ

    用意するものは特にありません。まずは、壁を背にして、壁の前に立ってください。

    手順②:頭、背中、お尻、かかとの4点を壁にくっつける

    次に、頭、背中、お尻、かかとの4点を壁にくっつけてください。
    ※ この時に、身体の力を抜いて自然な状態で立つようにしてください。

    手順②:頭、背中、お尻、かかとの4点を壁にくっつける
    この姿勢をとった時に、以下の3点をチェックしてください。

    1 壁から頭が離れてしまった □
    2 壁からお尻が離れてしまった □
    3 壁から頭やお尻は離れなかったが、どちらかが離れていたほうが楽に立てる □
    上記チェック項目で【1】と【2】にのどちらかにチェックがついた場合は、あなたは既に猫背である可能性が高いです。【1】と【2】にはチェックがつかなかったものの、【3】にチェックがついた場合は、あなたは猫背予備軍である可能性が高いです。

    意外に猫背予備軍だったという方も多いのではないでしょうか?

    それでは、あなたがなぜ猫背または猫背予備軍になってしまったのか、猫背になる原因を続いてみていきましょう。

    猫背になる原因は?

    猫背になる原因として最も考えられるものが、現代人特有の2つの悪習慣です。

    長時間同じ姿勢でのデスクワーク(PC作業)

    キーボードやマウス操作が必要なデスクワークでは、肩が内側に入った前かがみの悪い姿勢になりやすいです。この姿勢が日頃から続いていると、背骨や骨盤の歪み&筋肉の衰え※の原因になり、結果として猫背になってしまいます。
    ※ 前かがみの姿勢では、腹筋も背筋も緩んでしまい、筋肉は使われません。その結果、背骨を支える筋肉の衰えに繋がります。

    長時間のスマホ使用

    現在では、1人あたり1日に約3時間もの時間をスマートフォンの使用に使っていると言われています。

    そして、この長時間のスマホ使用は、長時間のデスクワークと同様に猫背になる原因として考えられています。

    多くの人がスマホを使うときに、画面を覗き込むように首が前傾になった姿勢をとると思います。この姿勢が習慣化すると、先ほどと同様の理由で猫背を引き起こす原因になります。

    猫背が腰痛&肩こりの原因に!?

    腰痛編

    腰痛編
    人は自然に立っている、座っている状態でも無意識に腰回りの筋肉を使っています。正しい姿勢の場合は、無駄なエネルギーを消費しないため筋肉は疲れにくい状態を保ちます。

    しかし、体にとって良くない姿勢(猫背など)をとり続けた場合は、骨が筋肉をそれだけの時間刺激し続けます。結果的に無駄なエネルギーを消費することになり、腰回りの筋肉は疲労してしまいます。その繰り返しが筋肉を弱らせ、腰痛を引き起こす原因となります。

    また、背骨が丸まっている姿勢(猫背)をとり続けることは、背骨を通っている自律神経を圧迫しやすく、神経性の腰痛になるリスクも高まります。

    肩こり編

    肩こり編
    猫背(首が前傾になる姿勢)の場合、通常緩やかなカーブを描いている首の骨が一直線に伸びきった状態になってしまいます。この状態のことを、ストレートネック(スマホ首)と言います。ストレートネック(スマホ首)の状態では、頭の重さを首と肩の筋肉のみで支えることになります。この状態が日頃から続くと、肩こりや首の痛み、頭痛の原因になることがあります。

    ストレートネックを詳しく解説した記事がありますので、こちらをご覧ください。
    ストレートネックを自力で改善&予防!今すぐできる4つの治し方

    矯正器具は不要。自宅でできる猫背の治し方

    ここまで読んでいただけたら、現代人の悪い生活習慣が猫背を引き起こすこと(猫背になる原因)と、猫背を侮っていたら危険だということ(腰痛や肩こりなどの身体の不調を招く)がよく理解できたと思います。

    そこでこのセクションでは、自宅で簡単にできる猫背の予防方法&治し方(改善方法)を紹介します。

    『これまで猫背矯正グッズを試してきたが効果がなかった』、『自宅や会社の隙間時間でできる筋トレやストレッチのやり方を探していた』という方はぜひ試してみてください。

    筋トレ編

    猫背の人の典型的な姿勢(肩が内側に入り背中が丸まってしまう姿勢)の原因となる、背中と肩甲骨の筋肉を鍛えるためのトレーニングです。この筋トレは椅子に座った状態で行えるので、デスクワークの隙間時間などに行ってください。

    手順は以下の3ステップです。

    ① まずは、あごを引き&頭を下に向け、両手を前に伸ばしていきます。その姿勢で10秒間キープ。
    ※ 肩甲骨を伸ばすことを意識してください。また肘は肩と同じ高さでキープしましょう。

    まずは、あごを引き&頭を下に向け、両手を前に伸ばしていきます。その姿勢で10秒間キープ。
    ② 次に、頭を正面に向け、その状態で肘を身体の後ろに向かって引いていきます。肘をひききったら、その姿勢で10秒間キープ。
    ※ 肘を引くときに、肘の高さが下がらないように注意してください。

    次に、頭を正面に向け、その状態で肘を身体の後ろに向かって引いていきます。肘をひききったら、その姿勢で10秒間キープ。
    ③ 最後は、先ほどの状態から肘の高さは変えずに、そのまま手の平を正面に向けていきます。その姿勢で10秒間キープ。
    ※ このときにも、肘の高さが下がらないように注意してください。

    最後は、先ほどの状態から肘の高さは変えずに、そのまま手の平を正面に向けていきます。その姿勢で10秒間キープ。
    この3ステップで合計30秒です。とても簡単で時間もかかりません。

    この筋トレをデスクワークの隙間時間などに、1日3セットを目安に行ってください。

    ストレッチ編

    自宅で簡単に行える猫背の予防&改善(猫背姿勢で圧迫された筋肉をほぐす)ストレッチです。ストレッチポール(ない場合はバスタオルを丸めたものでもOK)を使って行います。

    今回はどこの家庭にもあるバスタオルを使った場合を例に紹介していきます。

    手順は以下の4ステップです。

    ① バスタオルを筒状に丸めます。
    ※ 一枚では厚みが足りないので、2~3枚重ねるのがオススメです。

    バスタオルを筒状に丸めます。
    ② 仰向けになり、丸めたタオルを肩甲骨の下辺りにセットします。
    ※ 肘を引くときに、肘の高さが下がらないように注意してください。

    仰向けになり、丸めたタオルを肩甲骨の下辺りにセットします。
    ③ 次に、両手を頭の後ろに持っていきます(寝ながらバンザイの体勢)。
    ※ 無理をしない程度にあごを引くと、より効果が得られます。

    次に、両手を頭の後ろに持っていきます(寝ながらバンザイの体勢)。
    ④ この状態で1~2分キープ。
    ※ はじめは無理せずに痛みを感じたらすぐにやめてください。慣れてきたら、1分、2分、5分と時間を延ばしていきましょう。

    このストレッチを、お風呂上りなどに1日1回を目安に行ってください。

    座り方編

    筋トレやストレッチも重要ですが、最も効果的な猫背の治し方(改善方法)は日頃のデスクワークでの座り姿勢を改善することです。

    以下は、正しい椅子の座り方6つのポイントです。

    ① 椅子に座るときは前かがみでお尻をグッと一番後ろまで引く

    ② あごを引き背筋を伸ばす

    ③ 肩の力を抜きリラックスする

    ④ 椅子に肘掛がある場合、肘は肘掛に置き、90°になるように心がける

    ⑤ ひざが股関節と平行、またはわずかに高くなるようにする

    ⑥ 机と椅子の間が開きすぎないないよう調整する

    正しい椅子の座り方6つのポイント
    日頃から正しい椅子の座り方を意識することで、猫背の改善だけでなく、腰痛対策や長時間座っていても疲れにくくなる等、多くのメリットが得られるでしょう。

    スマホ編

    デスクワークで正しい椅子の座り方を心がけることと同様に、スマホを使うときの姿勢を見直すことも非常に重要です。

    スマホを使うときの姿勢を少し工夫するだけで、猫背やスマホ首(ストレートネック)の予防&改善につながります。

    日頃から以下2つのポイントに気をつけてみてください。

    ① スマホをできるだけ顔の高さまで上げる
    ② 首が前傾していない(頭が上体より前に出ていない)ことを意識する
    スマホ使用時の正しい姿勢
    ※ 長時間スマホを使用する場合は、スマホを持っている腕を逆の腕で支える or カバンなどの荷物で支えるようにすると、スマホを持っている腕が疲れにくくなるのでオススメです。

  • 変形性指関節症

    腱鞘炎に似た症状がみられる「変形性指関節症」というものがあります。

    変形性指関節症とは、指の関節に腫れや痛みが起き、指が変形してしまう病気のことです。主な症状は腱鞘炎と似ていますが、それに加えて指が変形してしまう点が特徴です。

    変形性指関節症は2つの種類があります。

    ○へバーデン結節

    人差し指から小指にかけて、指の第一関節に腫れや痛みが生じます。症状は1本の指だけに起きたり、複数の指に起きたりと様々なケースがあります。

    痛みは時間が経つと治まってくるのですが、そのまま放置をすると指の変形が進行することがあります。

    また、爪付近に水ぶくれができることもあります。

    ○母指CM関節症

    親指の付け根にある関節に、腫れや痛みが生じます。主に、物をつまむ時やビンのふたを開けるときなど、親指(母指)に力を必要とする動作で痛みが生じることが多いです。

    症状が進行すると、親指の指先の関節が変形し、付け根部分に腫れが生じます。また、親指を広げる動作が難しくなります。

    変形性指関節症の種類の比較表▼
    へバーデン結節 母指CM関節症
    特徴 人差し指から小指に症状が現れる 親指(母指)に症状が現れる
    症状 ・第一関節に腫れや痛みが生じる。
    ・指が変形する。
    ・爪付近に水ぶくれができる。 ・付け根にある関節に、腫れや痛みが生じる。
    ・指先の関節が変形する。
    ・親指を広げる動作が難しくなる。
    変形性指関節症は女性がなりやすく、40歳代から多くなることから女性ホルモンが関係していると考えられています。また、腱鞘炎と同じく、手や指を長年使い続けてきた人にも多いといわれています。

    治療方法も腱鞘炎と似ており、テーピングや装具で患部の関節を固定し安静にさせたり、外用鎮痛消炎薬を使用して痛みを和らげたり、症状が酷いときは手術をしなければなりません。

    少しでも手や指に痛み、違和感を感じた場合は放置をせず、症状が軽いうちに治療を開始しましょう。

  • 腱鞘炎の予防

    腱鞘炎を予防するには?

    これまで腱鞘炎の治し方を解説してきましたが、症状が改善したところで再発してしまっては意味がありません。再発を防ぐためには、しっかりと予防することが大切です。

    今から腱鞘炎の予防法をご紹介しますので、日々意識してみてください。

    予防法①安静にさせる

    腱鞘炎になってしまう主な原因は、「指や手の使いすぎ」です。そのため、手や指を安静にさせることで腱鞘炎を事前に防ぐことができます。

    もし、『日頃からよく手を使うから難しい』といった場合は、1~2時間に一度、手を休ませてください。安静にできなくても、こうしてこまめに休憩を取ることが腱鞘炎の予防に繋がってきます。

    予防法②ストレッチを行う

    予防法①で1~2時間に一度休憩をとるようお伝えしましたが、その際に軽くストレッチを行うとより効果的です。

    今から部位ごとのストレッチ方法をご紹介します。

    ○指のストレッチ

    1.指を手の甲の方向へ、1本ずつ反らしていく。(この時、指を反らしすぎないよう注意する)

    2.それを2~3セット行う。(ゆっくり行うことがポイント)

    指のストレッチ
    ○手首のストレッチ

    1.机の上に手を置いて、手首から指先までを机から離す。(手を立てるイメージで)

    2.人差し指から小指までを、もう片方の手で掴んで10秒ほど反らす。

    3.反対の手も同様に行う。

    手首のストレッチ
    どこでも簡単に行えるストレッチなので、『少し手が疲れたかな』と思ったときはぜひ試してみてください。

    予防法③手や指を冷やす

    予防法③手や指を冷やす
    指や手首に軽い痛みを感じたり違和感をおぼえたら、すぐにその部分を冷やすようにしましょう。冷湿布などで冷やすことにより、腱の炎症を抑えることができます。

    もし保冷剤などで冷やす際は、凍傷にならないようタオル等に包んで行うようにしてくださいね。

    予防法④ツボ押し

    手や指に痛みを感じ始めた時は、痛みを和らげるのに効くとされるツボを押してみましょう。

    ○大陵(だいりょう)

    大陵(だいりょう)
    大陵は、手のひら側で手首のしわの中央(二本の太い腱の真ん中)にあります。ここを親指の腹で軽い圧で押します。この時、息を吐きながら1・2・3と押していき、4で止め、今度は息を吸いながら5・6・7と圧を抜いていきます。

    ○陽谿(ようけい)

    陽谿(ようけい)
    陽谿は、手の甲を上にして指を軽く開いたときに手首側の親指にできるくぼみ部分(手首にできる横じわと交わるところ)にあります。手首の力を抜き、反対側の親指で5秒ほど軽く押し、ゆっくりと力を抜きます。これを数回繰り返します。

    これらのツボ押しを行うことで手や指の痛みが和らぎ、腱鞘炎の予防に繋がります。

    腱鞘炎の主な予防法▼
    ・安静にさせる
    ・ストレッチを行う
    ・手や指を冷やす
    ・ツボ押し
    4つの予防法をご紹介しましたが、これらの予防法を行っても手や指の痛みが続いたり、少しでもおかしいと思ったら、すぐに整形外科を受診しましょう。放置は絶対に禁物です。

    まだ腱鞘炎になっていない方も、手や指を使い続けている以上はいつ炎症が起きるか分からないため、事前にしっかりと予防することをおすすめします。