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70代女性の脳梗塞になってしまった方のその後

人は病気になるとものすごくネガティブになります。

元気な時と比較をして、自分がどれだけ衰えてしまったかを考えるようになるからです。

あれもできなくなった
これもできなくなった
思うように体が動かせなくなった
あの時はよかったのになぁ

このような感じになってしまうと思われます。

パーフェクトなときの自分を思い起こし、過去の自分を美化していくことが考えられます。

しかし、幼少期の頃はできないことができるようになってくるものです。
この幼少期の時期は、人の真似をして
歩き方、食べ方、手の使い方、考え方、人間社会での振る舞い方、話し方、計算能力、言葉など
を真似しながらどんどん上達していっています。

病気になると、
この時期に後戻りしたような感覚になると思われます。
過去の栄光が思い起こされ、それが邪魔になってしまいます。

患者さんには、
今の体の状態がゼロの状態とし、
そこからどれだけ良くなったかを考えるようにアドバイスをしています。

脳梗塞になった患者さんのパターンでは、
2週間ほど治療して変化出たことをお伝えしております。

歩行速度が速くなりました。
左右の歩幅が同じ位になりました。
滑舌が良くなり、話がわかりやすくなりました。
顔面の麻痺が改善され表情が左右同じ位になりました。
治療に来ることが楽しくなりました。
少しずつでも体の変化を感じ取れるようになりました。
友人などと遊ぶようになりました。
私のアドバイス通り、リハビリをしっかり行うようになりました。

すぎなか整骨院に通うようになって、少し前向きになり、鬱症状は改善しつつあります。
少しずつですが、意欲的になり、今までの生活を取り戻そうと頑張っている姿勢が伺えます。

ご主人としっかり相談しながら、どういうリハビリが有効か話をしています。

通常会話ができる位になるためには、絵本を音読すること
疲れやすいと訴えるので、呼吸を深くやること
女性の喜びは、家事をすることなのでできることをどんどん取り組むようにすること
買い物も自分で選んで、どのような料理を作るか考えること
お金の計算をしっかりできるようにすること
体力をつけるために、歩くことをどんどんになること
友達と一生懸命遊ぶこと
血液の状態を良くするために、動脈硬化を改善するための食事をすること
体にとってマイナスになる食事を取らないこと
ミネラルをたくさん取ること

このようなことをご主人に伝え、見守るようにしてくださいと指導しときました。

日常生活で役立つこと、
普段の生活で当たり前にできた方が良いこと、
などをどんどんやってもらうようにしています。

単純なリハビリ作業と言うものはあまりにも辛く、つまらないものです。これでは長続きするわけがありません。
とにかく日常生活に戻るために、

算数ができる必要がありません
お金の計算ができればいいのです。

難しい言葉が話せる必要はありません
ひらがなの言葉だけでも会話は成立します。

お箸で豆がつかめる必要はありません
家事作業や自分の身の回りのことができる手の使い方を思い出すことが必要です。

足を上げて歩く必要はありません
遅くても長時間歩けるように努力することです。

とにかくこれからの人生が楽しくなればいいのです。

今まで出来ていたけど、脳の損傷により、出来なくなってしまったわけです。
出来ていたけど出来なくなったってことは、普通でも日常的です。
しかし、一気にやり方を忘れてしまったわけです。
思い出しながら少しずつやり続けることが大事だと思います。

やり方は分かっているのに、うまく手が動かせない。
歩こうとしても、うまく足が動かせない。
頭の中で言葉を発しても、うまくのど、唇、舌がうまく動かせない。

だけど、1度できた事は思い出せるはずです。繰り返しやることで、脳の再教育ができるのです。

治療で何をやっているか書いておきますね。

体のエネルギーを増やすために、内臓の活性化が必要になります。

まずうつ症状を取り消すことが必要なってきますので、そういった治療しています。
うつ状態を直さないと何もやってくれないので、まずそこが大事だと思います。

会話ができるようにするために、内臓の活性化をしています。

末端の血管が拡張されるように自律神経の調整を行っています。

脳への血流を促進するために、頭蓋骨の調整をしています。


とにかくこれの繰り返しです。
そして変化した部分を見つけて、しっかりと褒めるようにすることです。
今がゼロの状態で、これからどれだけ良くなっていくか、プラス思考に変えていくことです。

どこまで改善できるか分かりませんが、希望を持って治療に励んでいきたいと思います。

2月に脳梗塞になってしまって、4ヶ月は過ぎました。体にどんどんプラスのことを与えていけば、まだ良くなる時期だと思います。

筋肉量はそこまで衰えていなかったので、自分の意思でしっかり動かしていけば回復していくはずなのです。


詳しくはすぎなか整骨院ホームページ
コラムを覗いてみてください。
http://chiryouka-suginaka.net/blog/column/

治りやすい身体をつくって元気な明日へ
住所 東京都杉並区阿佐谷北6ー30ー3ー1階
電話番号 03ー3310ー4013
ホームページ http://chiryouka-suginaka.net

2006年国家資格 柔道整復師 取得

患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。

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