2023/10/26
秋に出る症状について
すぎなか整骨院に朝の時間にお母さんに連れられて4歳の女の子がやってきました。朝起きてふくらはぎが痛いと言って、歩行が困難な状態で泣いて足が痛いと訴えていたようです。
予診表を書いてもらい、早速検査を行いました。そこには朝起きたらふくらはぎをいたがっていたと言うことが書かれています。
話を聞いてみると前日にボール遊びをしていたらしく、その時に足を捻り、足首がズレたのではないかと。
ふくらはぎの状態を見ると左足がむくんだ状態で足首の腓骨下端部が腫れていました。
ふくらはぎではなく、足首をひねってますよとお母さんに伝えます。
検査結果
短腓骨筋の腱が腫れている。
ふくらはぎは固まっていない。
足首が動かしにくくなっている。
膝下から足首にかけて浮腫んだ状態。
足首外側に圧痛。
腓骨と脛骨を軽い力で矯正、足関節の矯正を行いました。矯正中、軽くポキッと鳴り、足首が整ったことが触知できました。
女の子に立って歩いてごらん。
「痛くない」と言って笑顔になってくれました。
女の子に思いっきりジャンプしてごらん。
「痛くない!」と言ってさらに笑顔になってくれました。
右も痛がっていたようなので左右の足をキチンと矯正しておきました。
テーピングで関節が再度ずれないように微調整しておきました。
子どもは骨の成長が早く伸びて行き、筋肉の強化が追いつかないことが推測されます。長くなった骨を動かすためにはより強い筋肉が必要になります。その時期に激しい運動をすると筋肉痛が翌朝出ることが多いです。
さらに遺伝的体質で血行不良状態がある体では、筋損傷の修復、骨にかかった衝撃による炎症が出現したら、微妙な腫れが出てしまって、修復が追いつかずに痛みが生じることも少なくありません。
血管が細く血流障害、冷えのある体質のある子どもは、よく朝起きた時に足や手を痛みを訴えることも多いですね。
筋肉痛の痛みが関節に痛みを出します。
子どもはうまく表現できませんので、しっかり観察して、適切な処置を行った方が良いと思います。
今回は足首の捻挫で
靭帯損傷はほぼ無く、
関節のズレた状態があり、
関節を保護するために筋肉が緊張し、
腱が腫れる。
ようなことが起きたのだと推測されます。
しっかり足首を整えてあげることで、子どもは不安感が無くなり、笑顔を取り戻したケースですね。
翌日、お母さんが来院され、
「朝も痛く無くて保育園に行けました!」
と喜んでいました。
子どもの笑顔が取り戻せたこと
お母さんの不安をすぐに取り除けたこと
この仕事をしていて人のお役に立てることで本当によかったと思えた次第です。
すぎなか整骨院
治りやすい身体をつくって元気な明日へ
住所 東京都杉並区阿佐谷北6ー30ー3ー1階
電話番号 03ー3310ー4013
ホームページ http://chiryouka-suginaka.net
2006年国家資格 柔道整復師 取得
患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。