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column熱中症になりやすいのは?

熱中症について NO.2

熱中症についてNO.1では、熱中症の症状についてまとめてみましたのでぜひご覧ください。

熱中症について NO.1

続いては、
熱中症になりやすい原因についてです。

とても大事なのはことだと思います。
しっかりと頭に叩き込んでください!

自分が知る限りでは、自分が若いときには熱中症で倒れて、救急車で搬送されることがとても少なかったように思われます。
なんでこうも、最近は毎年のように熱中症で救急搬送される方がとても多いのか疑問に思っています。

ただ単に、地球温暖化の影響によって気温の上昇が関係しているのかとも思われますが、現代医療が発展しているにもかかわらず熱中症でお亡くなりになっている方が多いと耳にします。

これは果たしてどういうことなのか?

熱中症の原因は、体温のコントロールができなくなってしまった状況だと思います。
これには、
エアコンで室内の温度がコントロールできると言う点も挙げられると思います。
涼しいところにばかり居れば、暑さから体の身を守るための防御反応がうまく働くことができないはずです。
暑さに慣れていないことが原因なのです。
そして、涼しい室内と暑い屋外では気温差が激しくなります。
この温度差は、確実に自律神経を狂わして行きます。

本来であれば、夏は暑さに耐えるように体が変化します。逆に、冬は寒いしさに耐えられるように体が変化しているのです。
体の中では、体温の温度のコントロール機能がしっかり働いていれば問題ないはずです。

昔は、農業や工業、建設業などの第3次産業の割合が多く、外での肉体労働を行う人が多かったはずです。
そして、自分もそうだっのですが、
子供たちも夏の暑さに負けずと、
外で遊んだり、外でスポーツに励んでいました。
その時、熱中症の報道はあまり耳にしなかったように思います。

昔の人は、暑さや寒さに耐性があり、強かったと感じます。

現代の人はどうでしょう。

暑さや寒さに対して関係なく、何かしらの原因で体調を崩しやすくなっているのではないだしょうか?
体温コントロールができなくて、熱中症になりやすい原因を作ってしまっていることを考えてみます。

1.衣服で体温をコントロールし過ぎている
2.過剰に室内の気温を上げたり、下げている
3.季節に関係なく野菜や果物を食べる
4.甘いものばかりとっている
5.減塩活動をしている人が多い
6.単に体調が悪い
7.自らの体温調節機能をうまく使えていない

このことに対して説明してみましょう。

1.衣服で体温をコントロールし過ぎている。

自分は小学生の頃、冬でも夏でもあまり着る服に変化がありませんでした。
暑ければ、汗をどんどんかきました。
寒ければ、体をふるわせて、鳥肌が立っていました。
これも、大事な体の深部体温をコントロールするための仕組みなのです。

寒ければ過剰に洋服を切る。
暑ければ過剰に体を冷やす服を着る。
健康の秘訣は頭寒足熱です。
夏でも冬でも、下半身の温度を気にせず、上着だけどんどん暑くして体温をコントロールしたりしていますね。
足が冷えれば、顔はのぼせます。
顔がのぼせていれば、足が勝手に冷えます。

このような状況では、体調が崩しやすくなることもわかると思います。

とにかく、
上半身で温度調整し、下半身は室内にいる時は冷やさない工夫をしておくといいと思います。

2.過剰に室内の気温を上げたり、下げている。

エアコンによって、室内温度のコントロールができるようになりました。
以前とは違って、高級品ではなくなったエアコンですが、家の各部屋に1台のエアコンが設置されていると思います。
狭い部屋で密閉された空間で、衣類による体温調節をしないで、過剰にエアコンに頼りきっている人が見受けられます。

室内と外気の温度差が大きくなると、身体としては
寒さに対応したら良いのか、
暑さに対応したら良いのか、
混乱してしまいます。
人間を含め、動物は自然環境とともに生活しているので、急激な温度変化に対応するすべを持ち合わせていないはずです。
そこで、自律神経が狂わされてしまう可能性があるのです。

エアコンの温度は27〜28℃に設定しておくと良いとされています。
そして、室内の空気を循環させておくために、
エアコンを強風にして、
窓を開けたり、
扇風機を回しておく
と良いです。

3.季節に関係なく野菜や果物を食べる。

食べ物は、その時に、その場所でとれた地産地消の野菜や果物が良いとされています。

糖質の多く含んだ野菜や果物は暖かい気候や地域に生息し、
糖質は体温を下げる原因になるのです。

逆に、ミネラル分が多く含まれた野菜や果物は寒い気候や地域に生息し、
体が温まるようにしてくれています。

夏野菜は地表から上にある葉物が多く、柔らかくて水分を多く含み、カリウムが多いものが多いのです。
生で食べることが多い食材です。

春や冬に採れ、寒い時期に採れる野菜は、根菜類が多く、味が濃かったり、難かったり、エグ味を伴うものが多いです。
基本的に熱を加えて、煮込む料理に多く使うと思います。

今現在、野菜や果物は温室栽培や輸入品が多く出回っているため、その場所でその時取れたもの以外のものを口にすることが多いです。

真冬に、南国のフルーツや野菜を多く食べてしまえば、体が冷えやすくなります。
体が冷えたまま、春を迎え、梅雨を越し、
エアコンや冷たい食べ物ばかり食べておくと、
下半身の冷えが増強されていくのです。

気候が暑くなっても体の冷えから起こる体の痛みを訴える患者さんがとても多いのが現状です。
患者さんから見ていても、体温のコントロールがうまくできていない方が多くいるため、熱中症の危険性が高まる一方です。

4.甘いものばかりとっている。

先ほども述べましたが、真冬に甘いものばっかり食べていると体が冷えやすくなります。

体にある熱源は、主に肺や心臓、肝臓です。
肋骨から上の部分に位置します。
最近はあまり動かないで、
頭ばかり使っている方が多いので、
脳にも熱を蓄えてしまいます。
上半身ばかり汗をかいて、のぼせている方がとても多いのです。

外に出て、歩いたりスポーツをすれば、体の70%を占める足の筋肉が熱を作ってくれるため、下半身は冷えません。

体が冷えやすくなっている方が多いため、自宅で安静にしていれば、下半身は冷え、上半身はのぼせていきます。
健康とされる頭寒足熱の逆を行ってしまっているのです。

5.減塩活動をしている人が多い。

日本では戦後から塩田禁止法が制定され、工業的にに作られた食塩を食べることが良いとされてしまっています。
回水を電気分解し、濃縮された化学記号NaClの塩化ナトリウムを結晶化したものを食塩といいます。

血液や体液の元は、海水です。
海水には天然に存在する90種類の元素が含まれると言われています。
生命活動によって90種類の元素が必要不可欠なのです。

ここで食塩NaClだけををたくさん摂取していたらどうだろうか?
体のミネラルバランスが大きく崩され、体調崩すことが容易にわかると思います。
イオン化されたナトリウムは、体の水分を蓄えようとする働きがあり、血圧が上昇し、むくみの原因になります。
工業的に作られた食塩は高血圧の原因なのです。

さらに、塩をとることが西洋医学では体に悪いとされ、減塩活動を熱心に行っている方が多く見受けられます。
塩はマルチミネラルです。

ミネラルは
体液バランスを整える
神経伝達を整える
ホルモンの生成に不可欠
各種酵素の生成に不可欠
なのです。

ここで、熱中症とどのような関係があるかと言うと、
たくさんの汗をかけば、水分とともにミネラル分(海水)が体内から出てきてしまいます。
血液中の塩分濃度は一定に保たれているので、
大量に塩分を失うと、
血管の中の水分量は自ずと減少していきます。
血管の中の血液量は減ります。
血液の中の水分量に比例して、酸素が溶け込める量が決まります。
体にとって必要な酸素が十分に供給できなくなるのです。
酸欠反応が出てしまいますね。
そして、水分量が減った血液を循環させるために心臓は早く動こうとします。
頻脈状態に陥るのです。
心臓に負担がかかり、酸欠状態のため、呼吸も早くなります。

減塩を頑張って実行している人は、
心臓と肺に負担がかかってしまうのです。

6.単に体調が悪い。

風邪をひいている。
お腹を下している。
だるい。
など、なんか体調が優れない時は熱中症になりやすいのです。

身体を休ませようとして悪い調子にしています。
お腹中で食べ物が腐ってしまっているため、下痢にしてお腹をスッキリさせています。

身体を治すために一生懸命内臓が仕事をしているので、こんな調子の時は余計なエネルギーを使わない方が良いのです。

お腹を下しているときは、腸の掃除のために大量の水分を使うので、ただでさえ脱水症状になりやすいです。

体調が優れない時は無理をしないことです。
頭を冷やして、下半身を温めて、ゆっくりすることが大切です。

7.自らの体温調節機能をうまく使えていない

1〜6の要因から体温調節機能が使えなくなるため、体に熱がこもらないように、対策をしっかりやっておくことです。

まとめてみると

*暑いところに長時間居ないようにする。日陰で休憩する。

*のどが乾かないうちに水分を摂取する。

*保冷剤で頭を冷やす。
頭から水を浴びる。
シャワーを浴びる。

*自然海塩を十分に摂取する。(目安 1日あたり20g)

*甘いものは控えて、食べ過ぎないようにする。

*エアコンの温度は27〜28℃に設定して、扇風機、窓開け、強風にしておく。
除湿にはしないこと。

*頭寒足熱を意識して、身につける衣服を選ぶこと。

*体調管理をしっかりやり、体調が優れない時は無理をしないように生活する。

詳しくはすぎなか整骨院ホームページ
コラムを覗いてみてください。
http://chiryouka-suginaka.net/blog/column/

治りやすい身体をつくって元気な明日へ
住所 東京都杉並区阿佐谷北6ー30ー3ー1階
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ホームページ http://chiryouka-suginaka.net

2006年国家資格 柔道整復師 取得

患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。

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