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column家の中でも、外でも熱中症になりやすい?

家の中、外でも熱中症になってしまうことがテレビなどで聞くことがあると思います。
なんでだろうかと感じている方も多いのではないかと思い、ブログを書いてみます。

最近、やたらと暑い日が続いていますね。
暑さに負けないようにするためには
身体に熱をこもらせないような対策が大切です。

東洋医学の観点からも
春は肝臓に負担をかける。
夏は心臓に負担をかける。
秋は肺に負担をかける。
冬は腎臓に負担をかける。
湿度が高い日は胃に負担をかける。
となっています。

夏は気温が高温になるため、
暑さによって、体内に熱がこもり続けると心臓の働きが弱くなって、血流障害を生じさせます。
体温を冷やすためにかく汗も、血管内の水分を放出してしまうため、血管内の水分量が減少してしまいます。

そして、家の中を冷やすエアコンから出る空気は
乾燥した風が吹いてきます。
乾燥した風は呼吸器に負担をかけます。
喉や気管、肺が乾燥してしまうためです。
外部免疫が弱くなってしまいます。

そして、家の中でじっとしていると、
エアコンの冷気が下の方へ溜まり、
足元を冷やして、あたまがのぼせる状況になってしまいます。
下半身を冷やしてしまうのです。
家の中ではじっとしているか、立ちっぱなしのことが多く、脚の筋肉はあまり使いません。
そのことによって、心臓から出た血液が足に向かうと血液が冷やされてしまい、冷えた血液が上に登ってくるときに、下腹部を冷やしてしまうのです。
下腹部には、
直腸、膀胱、子宮、卵巣などがありますね。
冷えた臓器は機能不全を起こしかねないのです。

さらに、家の中でパソコンやスマホを使っていることが多く、頭ばかり使っていることが増えると思います。
頭の方へ血液はたくさん行きますが、下半身には血液が行きにくくなりますね。
エアコンにより頭がのぼせ、頭ばかり使っていると余計に頭がのぼせてしまいます。
身体に絶えず熱を作る臓器として、脳、肺、心臓、肝臓があります。
肋骨から上は絶えず暖まった状況にあります。
下半身は動かさないと熱を作らない状況にあるのです。

足が冷えた状況で、頭がのぼせていると、自律神経は乱されやすくなっていきます。
東洋医学では頭寒足熱という言葉があります。
「頭を冷やして、足を暖める」
これが健康法に良いとされています。

これらの基本を抑えていくと、熱中症についてわかりやすいと思います。

日光による熱は上半身を暖め続けます。
その時、肺と心臓、脳に熱がこもってしまい、

呼吸機能の低下
心臓の拍動機能の低下
思考回路の低下
が引き起こされます。

呼吸機能の低下は
汗をかきすぎたことによって、血管の中の水分量が減少し、
酸素をうまく取り込めることができず、酸欠状態に陥ってしまいます。
そして、冷房による風は、
湿度が極端に低下しているため、
乾燥している空気で呼吸していると、
口や喉、気管、肺が乾燥してしまい、
免疫力も低下してしまうのです。

心臓の拍動機能の低下は、
心臓は熱に弱い臓器です。
心臓に熱がこもると、機能しにくくなってしまうことがあります。
特に運動中は、炎天下の中での体温上昇、運動による体温上昇によって、心臓にとても負担がかかってしまうのです。

そして、汗をかいて、血管の中の水分量が減少してしまうと、
血液の総量が減少してしまい、
心拍数が上昇し続けて心臓に負担をかけてしまいます。

思考回路の低下は、
髪の毛、頭皮、頭蓋骨、脳脊髄液の中に脳が入っています。
頭皮から脳までは厚みが無いため、
頭が熱い状態でいると、
脳に熱がすぐに伝わってしまいます。
脳が熱いと、脳を冷やすために血液供給を減少させ、脳の酸欠状態を作り出してしまいます。
そうすれば、脳の働きは低下してしまうのです。

脳の酸欠状況は
脳の機能を制限させ、生命維持に必要なことしかしなくなってしまいます。
この時、動けなくなる、注意力が散漫になる、ぼーっとしてしまう、食べれなくなる、嘔吐してしまう、怒りっぽくなるといった症状が出現します。
余計な酸素を消費しないようにするために、自律神経が自然と行ってしまうのです。何より、生命維持を優先させるため、活動力が極端に低下してしまうのです。

ひどくなると、
内臓の機能が低下して、意識消失を引き起こして、生命維持を優先させてしまうのです。

この暑さを乗り切るために必要なことは
脳と肺を冷やす。
 →仰向けに寝かして、保冷剤や氷水でと胸の上部を冷やしてあげると楽になります。血液を冷やすのではなく、臓器を冷やしてあげることが大切です。
熱がこもりやすいのが体の上の方で、脳と肺がありますね。
心臓は冷やしすぎると負担をかけてしまいますので、心臓は冷やさなくて大丈夫です。腹部も冷やしてはいけません。腹部は勝手に冷やそうとしています。

自然海塩を十分に摂る。
 →体液は海水に近い塩分素性です。体液に近い自然海塩を積極的に摂取しましょう。日常から自然海塩を多めに摂取することによって、体液バランスが正常に保たれているため熱中症にかかりにくくなります。
食事の時、水分補給時に自然海塩をかけたり、溶かしておくと簡単にとれます。
自然海塩をたくさんとっても血圧は上昇しません。
良い自然海塩をとるようにしてください。

水を浴びる。
 →汗をかくこともエネルギーを消費するために、汗の代わりに水浴びをしましょう。髪の毛を濡らすことで頭はかなり冷やされます。体表も水をかけることによって体温をかなり下げることができます。
熱い日なんかは服が濡れたとしてもすぐに乾いてしまいます。
服が長時間濡れたままだと体温が下がり続けてしまうため、免疫力が低下してしまいます。
気をつけてください。

日陰やエアコンの効いている部屋でゆっくり休む。
 →やはり体を楽にさせるには1番効率が良い方法です。

くれぐれも冷やしすぎないようにしましょう!
体調が回復したらのんびりしているといいですね。

治りやすい身体をつくって元気な明日へ
住所 東京都杉並区阿佐谷北6ー30ー3ー1階
電話番号 03ー3310ー4013
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2006年国家資格 柔道整復師 取得

患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。

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