2024/11/11
パート募集のお知らせ
熱中症で重症化しないために NO.3
熱中症3部作になります。
NO.1とNO.2も同時にご覧ください。
熱中症についてNO.1
熱中症になりやすいのは?NO.2
高齢者や乳幼児は特に注意が必要であることを書いておきます。
最近は35℃を超える猛暑日が続いていますね。
深部体温が37℃であるため、体温を下げることができない状況になってしまいます。
救急車や消防車の出動している音がよく聞こえます。
消防車や救急車が出動するときは、ほとんどが乳幼児と高齢者になります。
熱中症などで病院に連れて行かれると、ベッドの上で点滴をされた経験があるかと思われます。
この点滴は、リンゲル液と言われます。
リンゲル液とは?
血清と同様に浸透圧、無機塩類組成、水素イオン濃度を調整した体液の代用液
のことです。
点滴すれば大体の方は元気を取り戻します。
リンゲル液を生活に取り込めないかということで、
海水を薄めて飲む!
に限ります。
海水に近い塩、海水100%表記のある自然海塩で代用できます。
多段式平釜塩や塩田で作られた塩です。
血液の塩分濃度は現在の海水の1/3程度ですので、それ以上にならなければよいのです。
塩水を飲めば良いし、
料理に塩をかけて多く摂取するように心がけるだけで、
点滴のリンゲル液と同じような塩分組成を体に取り込むことができます。
熱中症に話をもどします。
乳幼児は、
まだ変温動物の状態であり、外気温によって体温が左右されてしまう状態にあります。
寒いところに居れば、体温が勝手に下がってしまうのです。
暑いところに居れば、体温が勝手に上がってしまうのです。
また、
乳幼児は自分で暑さを訴えることができないため、
ぐったりしてしまってから気付くことがあります。
ベビーカーを利用する人は多いですが、
真夏にはアスファルトの照り返しは
60℃近くになることがあります。
大人と比べて地表に近い高さであるベビーカーは、非常に危険なのです。
そして、
おんぶや抱っこされていたとしても、
抱っこ紐の丈夫な分厚い生地、お母さんやお父さんの背中や胸に密着した状態でいるため、かなり暑い状況になると思われます。
必要に応じて汗をかいたり、体温調節がうまくできないため、急激な温度変化に対応できないのです。
「塩は体に良くない」と教育されたままお母さんになってしまった場合、赤ちゃんにも子供にも減塩活動をそのまましてしまうことが多いです。
安価な工業的に生成された食塩では、
血液中のミネラルバランスが崩され、
上手に汗をかくことができず、
体温調整がうまくできなくなってしまいます。
必ず、海水100%表記のあるの自然海塩を料理に使って下さい。
夏に汗をいっぱいかいてしまうと、体内のミネラル分がどんどん放出されてしまいます。
体が塩分を欲すると、とても塩分が美味しく感じます。
おいしいと感じている間は、どんどん私を取っても大丈夫な状態です。
特に暑い時は、過剰に自然海塩を取ることをおすすめします。
赤ちゃんや子どもの表情や反応をしっかり観察して、対応していかなければならないのです。
高齢者は
熱中症になりやすいとされています。
汗腺が少なく汗が出にくいということに加え、
体温調節機能が低下しているため体温が上昇しやすいからです。
さらに、
暑さや喉のかわきを感じにくいため
エアコンなどを使用せず、
水分補給も少ない高齢者が多くみられます。
自宅でも熱中症になってしまうのはこのためです。
そして、高血圧や心臓疾患を患っていて、医師のアドバイスのもと、
熱心に減塩活動に取り組んでいる高齢者がとても多いのも現状です。
減塩活動をがんばっている高齢者は、汗とともにミネラル分が体外に放出され、血中塩分濃度が低下してしまいます。
そうすると、
血中塩分濃度は一定に保たれているため、塩分量が減れば、自然と血中水分量も減少していくのです。
この状況では何が起こるかと言うと、
血液の濃度が濃くなり、血液量が減少します。
血液の中に溶け込める酸素の量は水分量に比例するので、
自然と血中溶存酸素量は減少して、
酸欠状態に陥ります。
酸素を取り込もうと呼吸が速くなり、心拍数が上がってしまいます。
血中ミネラル分が少なくなれば、脳に行く血液量も減少してしまいます。
思考回路が低下し、
自律神経の生命維持機能が低下し、
神経伝達も低下してしまいます。
このような状況になると、
様々な症状が現れてしまいます。
ふらついて、手足がうまく動かすことができず、うまくしゃべれず、朦朧としてしまいます。
ここまでくるととても危険な状況になってしまうことがわかりますね。
この減塩活動が、体調崩し、熱中症になりやすい状況作っていることがわかっていると思います。
体に良い塩は
海水100%の表示のある自然開演に限ります。
熱中症は死にいたることのある病気です。
熱中症は、気温が高い場所や湿気が多い場所などに長時間いると起こることがあります。
大量に汗をかいているのに、水分補給ができなかったり、涼しい場所に移動できなかったりする時に起こりやすいです。
通常、私達の身体は「暑い」と感じると体温調節機能が働き、汗が出ます。汗をかくことで、体内の熱を身体の外へと逃しているのです。
しかし、汗が出ているのに水分が補給できない場合は脱水症状を起こしてしまいます。
これが悪化するとけいれんを起こしたり、意識障害を起こしたりしてしまうのです。
熱中症の症状は、脱水症状だけではありません。
重症になると体温調節機能が働かなくなり、汗が出なくなります。
そして、体温が異常に上昇してしまった結果、細胞が変性・破壊されてしまい、多機能不全となって死にいたることがあるのです。
重症化した熱中症の4タイプについて
熱中症には「熱失神」「熱けいれん」「熱疲労」「熱射病」の4タイプがあります。それぞれのタイプについて簡単に説明します。
1.熱失神
原因:熱を体外に逃そうとして皮膚の血管が広がり、その分脳への血流が減る
症状:めまい・冷や汗・一過性の意識障害など
2.熱けいれん
原因:汗をかいた時に、塩分補給をせず水分だけ取ったため、血液の塩分濃度が低下する
症状:手足のけいれん・筋肉痛・足がつるなど
3.熱疲労
原因:大量の汗をかいているのに水分補給ができない
症状:全身の倦怠感・吐き気・嘔吐・頭痛など。体温上昇は40℃以下
4.熱射病
原因:脱水症状の悪化や体温調節機能が働かないため
症状:40℃以上の体温上昇・発汗停止・意識障害・全身の臓器の障害
熱射病は死に至ることもある危険な状態で、熱疲労は熱射病一歩手前とされています。
熱失神・熱けいれんの時点で早めの対応が必要です。
早急な手当てが必要になるため、
熱疲労、熱射病が疑われた場合には
救急車を呼ぶようにしましょう。
詳しくはすぎなか整骨院ホームページ
コラムを覗いてみてください。
http://chiryouka-suginaka.net/blog/column/
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2006年国家資格 柔道整復師 取得
患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。
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