2024/11/11
パート募集のお知らせ
激しい腰痛になり歩くことも困難になった妊婦の方の治療
突然電話がありました。
「妊娠中なのですが治療できますか?」
私は
「妊娠中の方の治療は得意ですので是非いらしてみてください。」
患者さんは
「ひどい腰痛で足に痛みも出てきて、歩くことが困難な状況ですが…。」
私
「お気をつけて来院して来てください。」
このようなやりとりをし、
治療を引き受けることにしました。
翌日、
実際に来院されて
歩くのも辛そうだし、
椅子から立ち上がるのも辛そうだし、
靴を履いたり、脱いだりするのも
大変そうな状況でした。
妊婦の方の治療で気をつけなければならない事は、
お腹の赤ちゃんを第一に考えること
腹部をできるだけ触れないように施術をすること
お腹が大きくなっていればうつぶせの体勢ができないので、側臥位、背臥位、座位で治療していくこと
切迫流産の可能性もあることを視野に入れて施術を行うこと
だと考えています。
この施術が制限された状況の中で、
一刻も早く日常生活に戻れるように回復させ、
大切な妊娠期間を楽しめるように治療していきます。
あまりにも動作が辛そうであったために、
予診表に記入してもらい、
早速検査をしました。
この方は妊娠初期に切迫流産の危険があり、1か月ほど入院していたようです。
入院時は
ほとんど動くことなく、
家族との面会も出来ないまま
ベッドに横たわっていたようです。
その間、極度の運動不足になっていて、
筋力はかなり低下していた様子が伺えました。
それから自宅に戻り、仕事に復帰して、自宅でデスクワークをしていて、
立ち上がることが出来ないほど症状が悪化していったようです。
痛みが出て7日間経った頃に
ホームページを見てすぎなか整骨院の存在を知ったようでした。
座位での検査
骨盤の歪み、右上方転位
起立筋の異常までの筋緊張
腰方形筋の緊張
腹部の緊張
右股関節周囲の筋肉が異常な緊張
(臀筋、内転筋、ハムストリング)
背骨の側湾
を確認できました。
立位での検査
右足に体重が乗せられない
下肢の筋力低下
膝裏の筋緊張
動作開始時のかなりの痛み
が確認できました。
これは
「明らかな骨盤の歪み」
から来るものだと考えられました。
ベッドで楽な姿勢でいてもらい、
筋肉の緊張が緩んできてから
治療を開始しました。
「妊娠中期で
切迫流産の危険性があり、
腹部への施術はやらずに
慎重に施術をしていかなければなりません。」
このことを意識しながら
治療をしていくことにしました。
1回目は様子を伺いながらソフトに行いました。
主に内臓のツボを使った経絡の治療です。
肝臓経
心臓経
肺経
をメインに施術を行い
終了しました。
指導として、
座り方の改善、
デスクワークでの姿勢
をしっかりと教えました。
後日また来るように
話して帰っていただきました。
痛みがかなり楽になったと喜んでいて、
動作が少し良くなり、
歩行状況も良くなりました。
3日後にまた来院され、
痛みは2日後には戻ってしまったようです。
再度検査をしてみました。
痛みは下肢の方はだいぶなくなって来たようです。
しかし、
骨盤周り、臀筋には強い痛みがありました。
仙腸関節の可動不全
骨盤の右上方転位
が残っているようでした。
まずは
前回と同様に
内臓活性化の治療で
肝臓経
心臓経
肺経
のツボ刺激を行いました。
痛みは若干減るものの
起き上がる動作
寝返りをするときの動作
にかなりの痛みがあり、動作困難でした。
座位にて
仙腸関節の可動調整
骨盤の歪み調整
を丁寧にやっているときに
「ポキッ」
とクリック音がなり、
仙腸関節のズレが取れるサインが出ました。
これにより、
痛みはほぼ消失し、
立ち上がり動作が改善され、
嬉しそうに歩いて帰っていきました。
今回は2回の治療で完治したパターンですが、
3回目の治療には来ていないので、
その後どうなったのかわかりません。
切迫流産に対して不安な気持ちはありますが、
元気に過ごしていれば良いと思います。
詳しくはすぎなか整骨院ホームページ
コラムを覗いてみてください。
http://chiryouka-suginaka.net/blog/column/
治りやすい身体をつくって元気な明日へ
住所 東京都杉並区阿佐谷北6ー30ー3ー1階
電話番号 03ー3310ー4013
ホームページ http://chiryouka-suginaka.net
2006年国家資格 柔道整復師 取得
患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。
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