2024/11/30
12月の診療日程になります。
格闘家がスパーリング中に肋骨部を痛めた40代男性
レスリングの練習をしているときに、
寝技をしていて激しく体をひねった時に左肋骨部分を強く損傷しました。
肋骨部分を痛めた場合、大体5日後位が痛みのピークになってしまいます。
もし、肋骨の骨折があった場合は、損傷直後から激痛が発し、翌朝はもっと痛みが増していることが多いです。
肋間筋の損傷や肋間筋の付着部の損傷があった場合は、
徐々に痛みが増してきます。
肋骨は手を動かしただけでも、肩甲骨が動かされるため肋骨も同時に連動して動かされてしまいます。
肋骨は呼吸をするときに常に上下運動をしているため、肋間筋は休む間もなく動かされているのです。
この格闘家の男性の方は
肋骨損傷後、3日後にすぎなか整骨院に来院しました。
肋骨を痛めた後も、熱心に練習を続け、痛みが増してきたため、日常生活にも支障をきたし、とうとう練習ができない状況になったようです。
検査をしてみると、
背骨の胸椎の真ん中あたりが明らかに可動不全に陥り、肋骨が動けない状況にありました。
左の側胸部には明らかな腫脹が見られ、圧痛も広範囲に見受けられました。
少し皮下出血斑が見られる。
腹部が固まっている。
動作が困難。
肩を動かす時にも肋骨部に痛みが出る。
呼吸をするだけでも痛い。
胃と小腸が固まっている。
などの状況が見られました。
肋骨周辺を痛めた場合、痛みのピークが5日後になるため、2日後に痛みがピークに達し、徐々に痛みが減弱していくと言うことを説明しました。
その方は、
まだまだ痛くなるんですか?
と驚いた様子でした。
どうしても練習したかったようですが、
1週間の安静保持を指導し、
来れる日は毎日来るようにと説明しました。
治療では、
仙腸関節を調整し、頸椎を調整。
腫れていない肋骨を避けて、肋骨の可動調整。
腹部の硬結を減弱させる治療。
胃と小腸を活性化。
などを行いました。
これで、肋骨部の腫脹はかなり減弱し、動作がある程度スムーズになりました。
治療行って、動作が楽になり、動きたくなることが想定されるため、しっかり1週間練習は見学するようにと伝えました。
どうしても、
肋骨周辺への内部損傷があるため、
内部損傷があるところを紹介してしまえば、
もっと悪化することが考えられるからです。
傷の修復には、ある程度の時間が必要です。
治療では、
事前に肋骨の可動調整を行い、腹圧の調整を行うため、症状がかなり楽になります。
そして、食事はできるだけとらないようにと指導もします。
食事をとると、胃や小腸が膨らみます。
胃や小腸が膨隆してしまえば、肋骨や背骨を外側に圧迫してしまいます。
そうすると、肋骨が窮屈になってしまい、うまく動かせなくなってしまいます。
肋骨が無理矢理動かされるため、肋間筋や腹斜筋に余計な仕事をさせてしまい、その筋肉が疲労するため痛みが増すのです。
腹部の硬結も無くしていかないとスムーズに症状が緩和されません。
一般的に肋骨部の痛みは
基本的に、安静か固定、アイシングぐらいしか処置の施しようがないと言われています。
どうすればこの肋骨部分の痛みが楽になるか
と言うことを追求していった結果、
腹圧と肋骨可動に変化をつけてあげれば症状は落ち着いてきます。
そして、内臓の調整をすることで、
経絡やツボに出る
余計な痛みが改善されます。
この2点の考え方で、
肋骨の激しい症状にも対応できるのです。
とにかく、日常生活が楽になればと思い、全力で治療に当たっています。
詳しくはすぎなか整骨院ホームページ
コラムを覗いてみてください。
http://chiryouka-suginaka.net/blog/column/
治りやすい身体をつくって元気な明日へ
住所 東京都杉並区阿佐谷北6ー30ー3ー1階
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2006年国家資格 柔道整復師 取得
患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。
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