notes新しいことにチャレンジしてみた。

46歳を迎えてまずやったこと

それは”滝行”。

なんでかって言うと、45歳になってからなぜだか怪我を良くするのだ。

左小指の骨折

左下腿三頭筋の肉離れ

左膝の半月板損傷

あとは

登山中にやたらとヤマビルにやられたり、小学校のグラウンドで娘のサッカー観戦中に自分だけブヨに7カ所やられたり。

治ってきてはまた何かやらかすようなことが続いていました。

とにかく、なんか立て続けに起こるな〜って思っていた。

何か憑いているとか、何かありそうな感じがしなくもない。

人生の折り返しに差し掛かって、何かを訴えているのかもしれない。

 

そもそも、私は人と直接接する仕事をしている。患者は心身が弱った状況にあって、痛みが出たり、怪我をする。

患者を治療をするということは、心身を癒し、手当てをする。

何かを持っている可能性があり、連れてきたりする可能性もある。

よく言われることだが、人をさわる仕事は何かをもらったり、エネルギーをとられたりする。

確かにそれを感じることもある。

 

それに備えて

 

いつも、

体調管理は徹底している。

森にこもったり、登山や釣りに行って自然のところでリフレッシュしてはいる。

 

最近は

身体を休ませるため日曜日に予定をあまり入れずにのんびりすることを心がけていた。

 

新アイテムとして、

シャクティマットというのも購入してみた。

でもまだまだだと感じなくもない。

 

 

なら、何か新しいことをやってみようと思った。

いろいろな人に相談を持ちかけた結果。

 

 

憑いているなら、お祓いじゃないじゃない?とアドバイスをいただいた。

でも、寺や神社などの宗教関係はいまいちピンとこないのであった。

あと、

坐禅

護摩業

などの宗教の修業みたいなのも頭をよぎったりもした。

やはり、宗教にうとい自分にとってはハードルが高い。

 

何か憑くとしたら首の後ろ

 

なら、滝行で解決できるんじゃね?

滝行も寺や神社に行って修業すると思っていた。何か呪文のようなものを唱えながら滝に入っていくような思い込みがあった。

しかし、ある方の友達が滝行したという情報を仕入れた。

さらにその動画を見せてくれた。

これだ!

と思った。

棚下不動の滝でやる滝行であった。

ネットで調べてみると、ジャパンダルマツアーという旅行会社が企画している。

寺には行かず、念仏を唱えることはせず、

準備はタオル、スマホ、ウォーターシューズ、着替えぐらいの準備で体験できることがわかった。

しかも、着替えるのは空手着。(貸してくれる)

早速、申し込みをした。

 

 

当日、

気合いを入れて、早めに出発した。

 

棚下不動の石像のところでスタッフさんと待ち合わせをした。

本日の参加者は3組。

自分お一人様

大学生らしき5名

大学生らしき3名

その中には女性が3名いた。

 

なんかおっさんボッチで気まずいような。

でもせっかくなので若者たちに声をかけてみると、おっさんとも会話をしてくれたのはありがたかった。

若いうちから滝行をしようって、どうしたらそんなことになったのやら。

自分が25年前だったら思いつかない体験だ。

そもそも滝行はもっとハードルが低いのでは。

やはりSNSの影響なのかもね。

思い込みは毒だね。

 

 

この体験の企画者である代表の女性といろいろと話ができた。とても、人柄も良く、子どもが同じぐらいのこともあり親しみもわき、感銘を受けた。

 

その女性は

コロナ禍で働いていた旅行代理店で1年間仕事がない状況があり、仕事を辞めて、大好きな滝行を仕事にするという思い切った決断をして、独立したようだ。

「大好きな滝行」というパワーワードに引っかかって、いろいろ質問してみた。

何かあったに違いないが、寺で修業をしたこともあるという。

滝行の魅力にはまり、現在も月一で滝行をしているという。

大好きなことを仕事にした超大物であった。

しかも、

滝行体験をしている旅行会社は初めてであり、

アイデアとしてもすごいマニアックなところを攻めているが、初心者でも入門しやすいように仕組み化をしている。

自分みたいに何かしたいけど、宗教的なことはハードルが高いから諦めるといったことがないように配慮している。

素晴らしいサービスだと思った。

以前、テレビでも紹介され、滝行というものを身近にしたともいえる。

やはり、面白い女性起業家だ。

 

実体験

滝に挨拶

米、塩、酒の儀式

清めたまえー、祓たまえーを3回

滝に礼

滝に入る

滝に21秒うたれる

滝に礼

これを3回

残った時間で何回でも滝行をできる。

自分は全部で5回滝にうたれました。

 

そして、滝行の全てを

1回目 ドローン撮影

2回目 動画撮影

3回目 写真撮影

と贅沢にも記念として頂ける。

1人で行ってもぼっち感は祓えないが、十分充実した体験ができる。

でも

仲間と同じ時間を共有できないところが勿体無いかもしれない。

そして、反省会もできないしね。

 

棚下不動の滝は

年間を通して、水量が安定していて、水量は少なめで散らばるから初心者向きとのことです。

7年7月7日は

天気は晴れ

ほぼ無風

気温30℃、水温20℃

入門としてはベストコンディションであった。

 

滝を間近でみると

実際やってみると

圧が強く、圧迫感、閉塞感があり、呼吸がうまくできない感じがする。

頭部への刺激が強すぎて髪の毛が毛根ごと祓われかねない。

でも大丈夫だった。

上から押さえつけられ状況に耐え、

頭、首、肩の痛みに耐え、

毛根も耐え忍び、

21秒という時間を数えている。

終わってみると、自分の身体に感じていた重さが無くなり、スッキリする。

自分のカウントが実際より圧倒的に早かった。ゆっくり数えていたはずなのに。

これも滝からの水圧の仕業かな。

 

普段から、時間や仕事、いつもの思考回路、日頃の習慣に押さえつけられている。

この滝行はこれらの重圧を解放するのではないかと考えられる。

 

もともと自分には何かが身体に取り憑いていたわけではない。(と思いたい)

怪我の原因は去年から始めた子どものサッカー手伝いとフットサルを一生懸命にやってしまったからだ。

 

でも、滝行好きなスタッフが

滝行はすぐに結果出ますよ!

身体も心も清められるし、祓えられる!

と言っていた。

 

確かにそうかもしれない。

もっと水量の多いところ、もっと気温、水温が低い状況なら、体感や思考は全然変わってくる。

思ったより余裕はあった。

 

滝行を終え、

充実した時間に満たされた。

重力から解放され、心身ともにリラックスしている自分がいる。

自然に触れてリフレッシュできて、身体が軽くなったようだ!

明日からまた頑張れそうだ!

 

また必要な時が来たら、

滝行も一つの選択肢になりそうだ。

次回はもっと長い時間滝に打たれてみようと思う。