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インフルエンザの流行について知っておくといいこと

意外と知らないインフルエンザについて書いてみました。
当院に通っている患者さんには、正しい知識を持っていただきたいのでよく話をしています。

新型コロナウィルスの情報ばっかですが、
感染者数20,000人弱
死亡者数700人強
で収束に向かってきていますね。

新型コロナウィルスは弱いウィルスのため、感染しているかしていないかわからないキャリアが主に飛沫感染を介して広めていっているように感じられました。

弱いウィルスは症状が弱いため、人はすぐに死にませんし、重篤になる人たちもそこまで多くなかったのではないかなと感じます。
主に感染して重篤になる方は、60代以上がメインになります。子供は感染していても症状がほとんど出ていません。

しかし、毎年流行しているインフルエンザは、子供にもかかり、学級閉鎖、学校閉鎖と言う言葉を昨年はよく耳にしていました。


本当は一年中流行しているインフルエンザ

昨年は9月に入ってから、インフルエンザの予防接種シーズンが始まってました。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症であるが、
『一般のかぜ症候群』とは区別できる『重くなりやすい疾患』」とされています。

インフルエンザウイルスというのは、簡単に言うとインフルエンザの症状を引き起こすウイルスなんです。

インフルエンザというのは、
一気に発熱して
筋肉痛や関節痛といった体の痛みなど
全身症状から発症するのが特徴です。

一般的な風邪の症状である鼻水やせきは治りかけたころにやってきます。

鼻水やせきは身体から毒を排泄させるための解毒です。発熱中に体が持っている免疫細胞が頑張って、ウィルスをやっつけました。

その時の血液中に含まれるウィルスの毒や炎症部位での浸出液を
排泄するために粘液として体外に排泄させる防御反応です。

そもそも風邪というのは、ウイルスによる上気道感染症、つまり気道、呼吸器に起こる感染症を指します。

その原因となるウイルスには、
代表的なライノウイルスや
夏場のプールで感染するアデノウイルスなど、
さまざまな種類が存在しています。

日本では、冬にはやるものですよね?

それは、インフルエンザウイルスは乾燥と低温に強いため、冬場は空気中で長く生きることができるからなのです。

そもそもヒトに感染するインフルエンザウイルスは、高温多湿になる夏場には活発に動くことができないと言われています。

また、
インフルエンザウイルスは空気感染することはまれで、
ほとんどは飛沫感染で吸い込んで喉や肺に吸い込んだ時に起こる
吸い込み感染です。

感染者が非感染者に向かってせきや、大きな声で話したときに飛沫を飛ばしたときに起こるものがとても多いのです。

接触感染はウイルスが付着した手でモノを食べたり、顔をこすったりしてうつるのですが、次のヒトに到着するまでは空気中を浮遊する必要があるため、湿度の低い冬場に流行するわけです。

こうした“季節性”を持つウイルスであることも特徴だそうだが、実は、これはあくまで北半球での話です。
熱帯地域や亜熱帯地域では、年がら年中インフルエンザウイルスがはやっているみたいです。

これは公衆衛生面の状態、怪我の状態、食事の状態などによって、その人が持っている免疫力の影響が考えられます。

乾燥に強いということは、逆に言えば湿気に弱い。
一見矛盾しているように感じますが、
そうした地域では雨季にインフルエンザがはやります。

屋外では湿度が高く、長く活動することが難しいものの、
雨季になると人が屋内で過ごす時間が長くなり密集環境になるため、
そこで感染が広がりやすくなるのです。

インフルエンザは地球規模の感染症であり、冬場だけのものではありません。

ここで、インフルエンザウイルスの種類についても解説しておきます。

インフルエンザウイルスには
症状の激しいA型、
腹部に症状が出やすいB型、
幼児がかかりやすいC型
の3種類が存在しており、
季節性と言われるインフルエンザウイルスは、基本的にA型とB型を指しているという。

そもそもインフルエンザウイルスはすごいスピードで進化するので、流行シーズンの最初と最後でウイルスの抗原性(免疫の元となる抗体としての性質)が変わってしまっていることがあります。

当然、より効果的なワクチンを製造するためには、流行型に対して使用するウイルスの抗原性がマッチしていなければワクチンは意味をなさないのです。
思いどおりにいかないのが、インフルエンザワクチンなのです。

新型コロナウィルスも同じような変異を繰り返すため、コロナウィルスのワクチンは果たして有効なのでしょうか?

遺伝子の中でも、人体の細胞が持つのはDNA(デオキシリボ核酸)ですが、インフルエンザウイルスはRNA(リボ核酸)です。

DNAは、進化がものすごく遅く、間違った進化をしても元に戻すメカニズムがあります。

対してRNAは、間違った進化を遂げてもお構いなし。
ものすごいスピードで間違ったまま進化していくのです。

他のウイルス性の病気に比べて、ワクチンが効きにくいのもこれが原因の一つなのです。
本来、同じウイルスが5年、10年はやり続けたとすれば、人間の体内には免疫ができてきます。
しかし、インフルエンザウイルスは変化が速いため、体の免疫機構が追いつかないのです。

どんな薬でもいずれ耐性を持ったウイルスが出現してくる可能性。

人体と同じく、自らを攻撃してくる物質に対して耐性をつくります。

ただ、薬が効かないインフルエンザウイルスは、薬が効くウイルスよりも早く死んでしまうのです。
やっぱりどこか“生きのこるために”ちょっと無理をしているのですよね。

耐性を作るために負荷がかかっている分、短命になる。命を削って、彼らも薬と戦っていのです。

ウィルスは体の中でしか繁殖して増殖できないため、本来なら体の中とうまく共存していることが好まれます。

ただし、宿主の体の免疫力の低下により、体内でウィルスが異常繁殖を許してしまうことがあります。

ウィルスは元気な人でも、ウィルスや病原微生物が暴れ出さないように、抗体が常に体の中を監視しています。
体が弱ると、さまざまな病原微生物やウィルスが暴れ出してしまうため、強い症状を発するインフルエンザウィルスがインフルエンザの症状を出してしまうことが考えられます。

20世紀には3度、大きなパンデミックがありました。

1度目は1918年『H1N1亜型』でいわゆる『スペインかぜ』、

2度目は1957年『H2N2亜型』でいわゆる『アジアかぜ』、

3度目は1968年『H3N2亜型』でいわゆる『香港かぜ』
と呼ばれるものです。

いずれも鳥から由来したウイルスによるものか、人工的に作られたもので、『香港かぜ』は50年たった今でも季節性インフルエンザウイルスとして主流の一つとなっています。

そして21世紀に入って最初のパンデミックは2009年に流行したブタ由来の『H1N1pdm09』です。全て人間社会にはなかったウイルスが突然流行したため、大きな問題となりました。

今後、家畜や狭い小屋で出荷されるために生きているトリやブタ以外から新たなウイルスが流入することは考えにくいのです。

こういったことも人工ウィルス説はわかりやすいのではないでしょうか。

詳しくはすぎなか整骨院ホームページ
コラムを覗いてみてください。
http://chiryouka-suginaka.net/blog/column/

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2006年国家資格 柔道整復師 取得

患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。