hand手・指に関する症状を改善する施術方法
すぎなか整骨院が突き指やばね指など、手・指に関する症状を改善する治療法をご紹介します。スポーツ障害治療でもある突き指は、放置すると治すのに時間がかかるため注意が必要です。突き指もばね指も、安静にして自然治癒力を促す治療法になります。阿佐ヶ谷、鷺ノ宮、下井草エリアで整骨院をお探しなら、当院にご来院ください。
施術方法
手関節捻挫の治療法
転倒して手をついたり、重い物を繰り返し持ち上げたりすることで手首を損傷することが多いです。症状は手関節部や橈尺関節、腱、筋肉の損傷による痛み、手根骨の可動不全による痛みが考えられます。転倒による損傷は骨折の疑いもあるので、診断には注意を払います。
治療では関節や手根骨の整復を行い、テーピングや包帯で固定し、患部を安静にします。手関節周辺の血流を促進させ、筋肉や腱の炎症を抑えるために肩や首の治療が必要になることが多く、肘や足関節の調整を行うことで手関節が動きやすくなる場合も多いです。
突き指
突き指は名称ではなくケガの仕方のことで、手足の指先の関節捻挫、骨折、打撲、脱臼などが含まれます。指先に痛みや腫れがあり、指を伸ばしきれないという症状があります。突き指は骨折と捻挫の見極めがとても難しく、軽い突き指だと思って放置すると、指の関節が固まってしまうこともあるのです。スポーツの際に突き指し、そのままスポーツを続けるとケガの炎症が長引き、痛みのためにパフォーマンスが落ちてしまうことも。また、適切な治療を受ければ約2~3週間で元通りになりますが、放置すると元通りになるまで1~2ヶ月以上かかります。突き指は放っておかないことが重要です。治療法は、指の関節を矯正し、関節を安定させることで、関節包や靭帯、筋肉の腱が弛緩させて治りやすい状態に整え、指を安静にできるように固定して治癒を待つことになります。
手根管症候群
手のひらの付け根部分にある手根管の正中神経が圧迫され、麻痺が起きる状態で、一般的に中年期以降の特に女性に多い病気です。反復して手関節を曲げたり、伸ばしたりすることやハードな生活が原因になることもあります。治療法は頸椎の処置と胸郭出口の症状を取り除くことです。手関節や橈尺関節、手根骨の位置を正常に整え、関節を安定させることにより、神経の圧迫や血行障害が改善されます。
ばね指
手のひら側の指の付け根にあり、指をスムーズに動かす働きをする腱鞘と腱の間で炎症が起こり、指の腱鞘炎のような状態になります。指を折り曲げたら、もう一方の手で伸ばさないと指が伸びない、指の腫れ、動かすと痛みがあるなどの症状があります。仕事や家事で手を使う機会が多い人がなりやすい疾患とされています。更年期や妊娠・出産後、筋力の低下で腱鞘や腱が傷みやすいときも発症しやすく、まれに乳幼児の親指でも発生するので注意が必要です。治療法は保存療法と手術療法の2つがありますが、基本的には、安静にする保存療法を行います。
そして、手や指への血流を改善させる治療を行い、指を動かすための筋肉をほぐし、手が握りやすい状態に戻してあげることが必要になります。
腱鞘炎
手や足の指を動かすため、筋肉の先にある細長い腱がストロー状の腱鞘を通っており、腱鞘に厚みができたり、腱が腫れやコブができたり、脂肪などの異物が引っかかるなどして、腱と腱鞘に摩擦が生じ、炎症を引き起こすと発症します。テニス、バドミントン、野球など手を酷使するスポーツ選手、パソコンを長時間使用するデスクワーク勤務者、育児中や家事を頑張っているお母さんに多く見られます。手や足の関節、指の使い過ぎもありますが、手関節や指への血流悪化により組織の回復が滞り、頸椎で神経の圧迫が起こったため、筋肉の緊張状態が続き、腱や腱鞘が腫れることで起きます。
治療では血管や神経への圧迫を取り除かない限り、症状や進行していくことが大半です。しっかり固定して安静に保ち、時間の経過を待つ方法もありますが、頸椎や肩関節、腰椎や股関節から治療することで組織の回復が促進します。神経や血管の圧迫部位を特定し、頸椎、肩、肘、手首の骨の位置を調整し、遠隔治療することで筋肉の緊張が無くなり、腱の腫れが引いてスムーズに動くようになります。
第1指の捻挫
転倒による外傷、育児や家事を頑張っているお母さん、細かい手仕事をしている職人が親指を酷使することで、親指の付け根が炎症を起こし、腫れて強い痛みが起きます。特に利き手の親指はもっとも使うため、安静にできず、悪化しやすくなり、固定しても炎症が引かず、困っている女性が多い疾患です。
当院では特別な治療方法を施します。親指に関連した部位をしっかり施術し、頸椎、肩関節、股関節、足の指などの関連部位、経絡や内臓の調整、血流の改善、神経の圧迫をしっかり介助すれば、頑固な親指の痛みが無くなります。また、正しい親指の使い方を知れば、痛みが再発しにくくなります。
手関節周囲の骨折後の後遺症
手首付近を骨折すると長期間、腕の固定を強いられ、肩甲骨や肩関節、肩鎖関節の動きが制限され、血行障害が生じ、肋骨や肩甲骨、肩や肘まで筋肉が固まります。長期間の固定の間に炎症が多発し、過剰仮骨形成、浮腫、血行障害、筋力低下、関節可動域の低下が起こるため、固定具を外した後も症状が続きます。骨折した際に激しい外力が加わり、骨折部以外の関節のズレ、靭帯損傷などが起こり、それが原因で固定後の痛みや関節可動域の低下があると考えられます。固定しても治らない関節のズレと、可動域を回復させる治療を同時に行うことが必要です。
治療では股関節や膝関節の可動域を回復させ、骨折部への血流を促し、手関節周りの手根骨や橈尺関節の位置を調整し、手の指が上手く使えるようにします。筋力の回復を図るため、手の指トレーニングや手関節のストレッチを日常生活でしっかり行います。
このような患部と関係のある部位の治療を行うことで、再発防止ができるとともに多くの部位が良くなります。
施術後の効果
- 突き指の治癒
- 手根管症候群の治癒
- 頸椎の調整
- ばね指の治癒
- 血行の改善
- 手関節、指関節の正常化