2023/03/18
3月18日(土)は受付スタッフ不在のため予約診療のみ...
新型コロナウィルスの感染経路
病原体の感染経路は大きく、
1)空気感染(飛沫核感染、塵埃感染)、
2)飛沫感染、
3)接触感染、
4)その他(母子感染など)
に分けられます。
いずれの経路で感染するか は病原体の種類や状況によって異なりますが、多くの病原体は複数の経路を介して 感染を起こします。院内感染や集団感染の予防・拡大防止等のためには病原体・感 染源を特定し、感染経路を遮断することが重要です。
2.それぞれの感染経路について
1)空気感染(飛沫核感染、塵埃感染)
病原体を含む飛沫核または塵埃を未感染者が吸い込み、感染を起こす経路のこと
です。
1 飛沫核感染
感染者から排出され空気中に浮遊している飛沫核を未感染者が吸い込み、直接
気管支内に入ることにより、感染を起こす経路のことです。
2 塵埃感染
病原体に汚染された土壌、床などから生じ、気流、風などにより空気中に舞い上 がり浮遊している塵埃を未感染者が吸い込むことにより感染を起こす経路のことで す。
2)飛沫感染
病原体を含む飛沫を未感染者が吸引するか、鼻や目などの粘膜組織に付着するこ とにより、感染を起こす経路のことです。
*飛沫核感染と飛沫感染の違い
病原体を含む微粒子は、感染者が咳・くしゃみなどをした時や感染者の感染部位の
医療処置中(気管支肺胞洗浄など)に空気中に飛散します。
空気中に飛散した微粒子の中で
比較的大きく水分を含んだものを飛沫といい、
比較的小さい飛沫から水分が蒸発し、軽くて非常に細かい粒子を飛沫核といいます。
飛沫は無風状態の室内 ではすぐに落下しますが、飛沫核は長時間空気中に浮遊します。
また、
飛沫は吸い込まれても気道粘膜上皮の線毛運動により排除されることが多いのですが、
※飛沫核は非常に小さいために肺の奥まで到達することができます。
飛沫核は直径 4μm 以下の小さい粒子ののものを指し、小さく軽いため空気中で気流に乗り、長時間浮遊する。
空気中での落下速度は 0.06~1.5 cm/秒程度です。
※飛沫は直径 5μm 以上の大きい粒子のものを指し、大きく重いので空気中には長く浮遊しない。(飛距離:1m 程度)
空気中での落下速度は 30~80 cm/秒程度です。
人体内での付着部位はおもに
気管支・肺胞
鼻・咽頭粘膜
目の結膜など
です。
ここは表皮が非常に薄く、乾燥していれば容易に細胞内に侵入してしまう可能性があります。
気管支や鼻、口、目の乾燥を防ぐために水分をこまめに摂取しなければなりません。ただし、気管支のタン、鼻の鼻水、口の中の唾液、目の涙は毛細血管を通じて血液から水分をを出していますので、生理食塩水を摂取しなければいけません。水を飲んだとしても不十分なため、良質の塩もしっかりとってください。
気管支のタンは異物が肺への侵入を防ぐために出しているネバネバの粘液です。気管支をネバネバした液体で保護して、ウィルスや細菌、ホコリなどを吸着し、口からたタンが排泄され、胃の中か口の外に排泄されます。胃の中で胃液による消化が行われるため、無害になります。
鼻の中の鼻水もネバネバした粘液で、鼻の中に鼻毛があり、鼻毛とともに鼻水に侵入したウィルスや細菌、ホコリを吸着し、クシャミで体外に放出、鼻を噛むことで体外に放出、鼻の奥から口を通って口の中の唾液と混ざり、胃に向かっていき消化されます。
口の中の唾液はたくさんの粘液を出し、口の中に入った食べ物、偶然入ってしまったウィルスや細菌、ホコリを唾液と混ぜることによってしっかりと胃の中に送りこみます。
目の涙は眼球の乾燥を防ぐ効果を持ち合わせる事とともに、眼球がスムーズに動きやすくする液体です。涙は同時に眼球を送受信するために、涙を常に出しています。眼球にくっついたウィルスや細菌、ホコリを涙に吸着させ、体外に放出する場合と涙管を通って鼻の中に涙を送ることができます。そして、鼻から口、胃の中に送り込んで消化してくれます。
3)接触感染
感染者と直接的に接触、または汚染されたドアノブや手すり、つり革、衣服、医療器具などを介して間接的に未感染者が接触することにより感染を起こす経路のことです。
接触感染には、
経口感染、
粘膜感染、
性行為感染など
が含まれます。
医療施設では、手指衛生が不十分な医療従事者の手や滅菌・消毒が不十分な医療器具などが最も多い感染媒介物です。
1 、経口感染
病原体で汚染された水や食物などの経口摂取により感染を起こす経路のことです。 また、糞便が手指を介して経口摂取される場合を特に糞口感染といいます。
2 粘膜感染
感染者の外傷による出血や、感染者の唾液、鼻水が他者の眼粘膜や鼻腔などの粘膜に付着・侵入し 感染を起こす経路のことです。
3 性行為感染
病原体が性行為によって伝播される経路のことです。
が、新型コロナウィルスでは濃厚接触で感染があることから気をつけた方が良いかと思います。
4)その他の感染経路 1 母子感染
病原体が母親から胎児または新生児に直接伝播され、感染を起こす経路です。 母子感染には、胎盤感染、産道感染、母乳感染があります。また、母子感染は、 垂直感染とも言われています。
今のところ、新型コロナウィルスの感染経路では感染が確認ないようです。
A) 胎盤感染
妊娠中に母体内の胎盤を介して感染する経路のことです。
B) 産道感染
胎児が産道通過時に子宮頚部や膣などに感染している病原体や母体血液
中の病原体が感染する経路のことです。
C) 母乳感染
授乳時に病原体が母乳を介して感染する経路のことです。
2 経皮感染
病原体に汚染された注射針・メスなどによる刺傷・創傷や蚊・アブなどによる刺咬 などにより感染を起こす経路のことです。
A) 刺傷・創傷部感染
医療行為(採血や手術時など)による刺傷・創傷事故により、病原体が傷口か
ら侵入し感染を起こす経路のことです。
B) 刺咬感染・咬傷感染
蚊やアブなどによる刺咬、動物による咬傷などにより病原体が傷口より侵入し 感染を起こす経路のことです。
新型コロナウイルス感染症がどのように感染するのかについては、
現時点では、
飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられます。
(1)飛沫感染
感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染します。
※主な感染場所:学校や劇場、満員電車などの人が多く集まる場所
(2)接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れてウイルスが付き、別の人がその物に触ってウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。
※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチ、トイレ、便座など
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