2023/06/01
6月の診療日程になります。
ウィルスの正体は人間と共生する生き物ではないかという考え方
人や動物はウィルスと共存しているということがわかりましたので書いてみますね。
人口密度の高い都市部では感染スピードも速く、もはやウイルスとは無縁の生活が続いています。
悪者のイメージが強いウィルスですが、
実は人体を守り、
さらには人の誕生に関わる働き
もしているということが書かれていました。
いろいろと書いてきましたが、面白い内容であり必要な考え方だったのです。
知っておくといいのかもしれません。
ウイルス=病原体とは限らない
ウイルスとは、バクテリア(細菌)、菌類、微細藻類、原生動物などとともに、よく“微生物の一種”と思われています。中でもウイルスは、一般的に病原体、つまり“悪いもの”というイメージですね。
「病原体」とされる微生物には他にバクテリアや真菌(カビや酵母の総称)などもあり、
必ずしもウイルスだけが“悪者”というわけではないということです。
その理由を知るためには、微生物は何かということに触れておきます。
真菌はわれわれと同じ多細胞生物、バクテリアはその体の一つの細胞が飛び出して独立して生きています。
そしてウイルスは、
その細胞の中の遺伝子が細胞から飛び出て“独立”したようなもので、
核酸とタンパク質の複合体がウイルスに共通するコアな構造ということになります。
細胞からは独立した存在だが、宿主の細胞に入ると遺伝子として機能する。侵入した細胞のタンパク質やエネルギーを利用するなどして、活動できるようになるのだとしています。
要するにウイルスは、細胞を構成している一つのパーツのような存在だということです。
ウイルスは人間の体内で次から次へと細胞に侵入し、グループをつくっていくように感じるが、
ウイルスは人間と違って、
意思を持って行動しているわけではないので、
仲間を作ろうとか、
他のウイルスと仲良くやろうとか、
自分を増やしていこう
とも思っていないのだそう。
細胞内に寄生して増殖するのは
本能であって、意志とは無関係なのです。
“増やす”とか”増えよう”というものではではなく、
正確には増殖できてしまう環境を与えられたので、
“増えられるから増えている”
ものだと思います。
その中でより増えることができたものが残っていくのですが、
まれにウイルス同士で助け合うこともあります。
ウイルス集団の中には、しばしば自分だけでは増えることができないものが見つかり、他のウイルスからタンパク質をもらうことで、生きているようです。
積極的に増殖するのではなく、
他人を利用して
増えられるなら増えていく。
ちゃっかり者のような存在なのかもしれません。
しかし、
ウイルスの全てが病気の元になっているわけではないのです。
いることによって何かしらの役に立っていることもあるのです。
現に、
人間や動物の根本であるヒトゲノム(人間の遺伝情報)の45%が、
「ウイルス」や「ウイルスのようなもの」
で構成されていることが示されている。
ウイルスがいたからこそ人間はここまで進化できたと言ってもいのかもしれません。
人体にとってウイルスは善か、悪か?
現実問題としてさまざまなウイルスに人間は感染し、病気にかかってしまう。
例えば、大腸にはもともとさまざまな大腸菌が存在している。そこに、ウイルスの介在によってコレラ菌から毒素遺伝子が大腸菌に運び込まれることで、
人を病気にする腸管出血性大腸菌「O-157」にかかってまい、ひどい症状に見舞われてしまいます。
ここでは完全に“悪役”です。
ウイルスは一般的には病気の元になります。
一方でウイルスがあるからこそ元気でいられることも考えられています。
例えば、
子宮で子供を育てるときは、
子宮の胎盤形成に必須の遺伝子の一つがウイルス由来のもので、胎盤の機能を進化させる上で重要な役割を果たしていることが知られています。
現在でも、その遺伝子がなければ胎盤は正常には作れないのです。
また、ウイルスには他の病原体の感染をブロックしてくれるような存在意義もあるそう。
例えば
ヘルペスのように、それがいることで他の菌に感染しにくくなっている、と報告されているものがあります。
あるウイルスのおかげでわれわれの体は他の菌やウイルスに対して強くなる。
つまり、ワクチンを打っているようなものかもしれません。
ウイルスは遺伝子として機能するため、ゲノムの中に存在するウイルスは、多様で重要な役割を果たしていることが、次々と分かってきているといいます。
ウイルスは生き物なのか?
このウイルスの“活動”は、あくまで自分から何かを生み出し、消費するのではありません。
ウイルスは基本的にエネルギーを作ったりはしません。
自身では設計図を持っているだけで、
それを誰かに渡して製品(遺伝子産物や子孫)を作ってもらっているような感じです。
自分の製品をより多く作ってくれるところへ潜んでいき、そこで設計図を渡す。その動きだけを見ると、結構世渡り上手な感じですね。
だからウイルス自身が何か生産的なことをしているというより、宿主の細胞に働きかけて上手にそのシステムを利用しているイメージです。
そして、自分の子孫をより多く作ってくれるように働きかける過程が、人間の体内では免疫力を下げているような感じです。
自身を増やす過程で、自分を排除しようとするものから巧妙に逃れる性質があります。
この活動があるからこそ、ウイルスは増えていき、その結果、病気を引き起こすことにもつながっているのです。
ウィルス自体は
自分では動けない、しかし自身を増やすことはできる。
何をもって“生きている”と定義するかによるのですが、進化をして、子孫を残すという性質を重視すれば、生きていると考えることもできます。
人間が長い年月をかけて現在の形になったように、もしかしたら今から10億年後に、現在のウイルスを先祖として進化した“生物”がいるかもということが考えられるのです。
詳しくはすぎなか整骨院ホームページ
コラムを覗いてみてください。
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2006年国家資格 柔道整復師 取得
患者さまの身体を理解し、しっかりサポート出来るように勉強してきました。様々なお悩みにもしっかりサポートしていきます。
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