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親指側の手首が痛む “ドケルバン病”【50代のお悩み・更年期の手指問題】

「親指側の手首が腫れている」、「手を握り、手首を小指側に曲げると痛みが走る」……思い当たる節がある人は、更年期に起こりがちな「ドケルバン病」かも! 今、困っている人もこれから心配な人も知っておきたい予備知識や治療法を専門医がお教えします。
【ドケルバン病】
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親指には親指を伸ばす働きをする腱と広げる働きをする腱があり、これらが腱鞘の部分で炎症を起こすと痛みや腫れが発生。
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この図のような手首の親指側に腫れや痛みが生じるのが特徴。親指を広げたり動かしたりするとこの部分に痛みが生じる。
〈症状〉
☑手首の親指側に腫れや痛みがある
☑親指を広げる動きをすると痛む
☑手を握り手首を小指側に曲げると痛む
〈どんな病気?〉
手首の親指側にある腱鞘と、その中を通る腱に炎症が起き、腱鞘の中の腱の動きがスムーズでなくなることで手首の親指側が痛んだり、腫れたりする病気。親指を広げたり動かすときに強い痛みが走る。更年期や妊娠出産期の女性だけでなく、美容師など親指を酷使する仕事やスポーツをしている人に多い。酷使しつづけると腱鞘が厚くなったり、腱の表面が傷み、いっそう症状が強くなる。